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逃走側の休憩とデート

だから…。

手に麻酔を塗った注射器みたいなのを握り、そいつに刺した。

かなり強力な麻酔なのでそいつは一瞬で眠り、倒れた。

「言ったろ。神殺しの趣味はねぇって。」

そいつは聞こえてないだろうが、つぶやいてやった。

俺は優しいからな。傷ぐらい治してやろう。

そいつの顔の上をさっとなでる。

すると体が光り輝くわけもなく、傷が消えた。

傷が消えるだけで疲れは消えないが、まぁ長く寝るだろうから大丈夫だろう。

俺は粋な計らいをしてその場を後にした。

敵にも情けをかけてやる俺、やっさしい!




あの路地裏から出ると、一気に光が目に入ってきた。

薄暗いところがあっても、明るいところもある。

天界とは大違いだ。すべてが明るい。すべてが正しい。

喉が渇いた。

近くのコンビニへ歩き出す。

「いてっ。」

吹き飛ばされて再生した部分が痛む。

やっぱか。こうなっちまう。

だが、悪くない傾向だ。適応してきている。この世界に。

足が痛んでいてもコンビニの明るい入店曲は変わらない。

少し奥へ行くと飲み物なんかが冷やされているところがあり、そこからカ〇ピスの原液を取り出し、レジに持って行った。

店員さんは素早くレジに通し、それにこたえて俺もお釣りを出さぬようぴったりの値段を素早く渡す。

かなり早く会計が終わった。あの店員、なかなかやれるぞ。

会計が終わった後にコンビニの休憩スペースへ行く。

ないところもあるがここにはあるらしい。かなり珍しい気もする。

カ〇ピスの原液のふたを開けグイッと飲む。

口の中にドロッとした感じの液が流れ込み、口の中を甘さで埋め尽くした。

飲み干した後も口の中に甘さが残り、後味もやはりいい。

俺はここで気に入ったジュースはカ〇ピスだ。だがある時、原液を見つけたので試しに買って飲んでみた。

これがまたうまい。俺はもともと甘いものが好きなのだが、ここまで甘い飲み物は天界ではなかなか飲めない。

暫く口の中の甘みを味わい、甘さがなくなるとまた口に含み味わうというのを繰り替えした。

うまい。というか甘い。

だが残念なことにこれはこの甘さのせいでお菓子と一緒に食べられない。

ピロン!

少し残念がっているとスマホからそんな音が鳴った。

なんだこの音。初めて聞く音だ。

見てみると、メールアプリからの通知だった。

なになに?新しい着信?

パスコードの1111を入力し、送られた内容を見る。

送り人は桜崎一さん。

この前俺と初めて連絡先を交換した相手だ。

『今日お暇ですか´∀`?』

ナニコレ。これは…なんだ。絵?文章に絵って入れられるものなのか?

『まぁ、暇です。何かありましたか?』

よくわからないものはスルーするのが一番だ。

『敬語やめましょうよ~。堅苦しいの苦手なんですよ~。』

そんな会って短い人間にため口なんて………。

まぁいいか。気にするのもめんどくさい。相手がいいといっているのだからものおじする必要はない。

『わかった。それで、何かあったか?』

送信してから思ったが、対面でこんな話し方できる自信がないぞ。

それにこの返信の仕方も相手はどう思っているだろうか。

『そんな感じの敬語でいいですよ~。暇なら一緒に買い物でも行きません?』

『えっと、一さんって成人してますよね?未成年と行ったら不純異性交遊みたいなのになるんじゃ………。』

こういうことを気にするのは変態なのかもしれないが、何かあってからでは遅い。それに被害が行くのは一さんだ。俺のせいで気づつければ俺のメンタルにかなり来る。

『そんなに若く見えました?うれしいですよ~。あと、敬語!戻ってますよ。』

よかった。成人してた。

いやぁ、敬語は本当に気を付けないとなぁ。

『それで、買い物についてきて来ますか?』

『わかった。場所は?』

『東駅集合でお願いしま~す。』

『了解。』

こんなものだろうか。対面ではこんな話し方はできると思っていないが、メールだけでも、ね。

さぁて。東駅とやらに行こうか。

まずはスマホを起動します。ブラウザからマップを開きます。東駅と検索します。

あら不思議。どこだよこれ。

おそらく隣の県ぐらいの駅が表示された。………いや違う。隣の県なんてものじゃない遠い場所だ。

東駅と俺のいる街の名前を入力して再検索したらようやく求めた結果が出てきた。

結構近いから歩いていいだろう。

そう思い、店内から出た。

一人で駅へと歩く。前からくる人ごみをよけて歩き、たまにマップを開き位置を確認して歩いた。

歩いているときいろいろ考えた。

これからのことが主だ。

第一として、住む場所だ。衣食はあっても住はない。

まず、アパートか戸建てか。

奴らから逃げる場合、戸建てよりかはアパートの方がいいという偏見があるが、どうだろうな。

そこらへんはよくわからない。

今まで通り、ホテルを転々としてもいいのではないかと考えたことはあるが、それもどうかと思う。

一応、俺もこの世界で知り合いは作る、というかもうできているから家がないというのは何とかすべきだろう。

さぁてと。どうしようか。

色々と迷っていると、駅に着いた。

軽く周りを見渡してみるが彼女はいない。

少し待とうか。

そう思ったとき、一つの言葉が頭をよぎった。

デート

そう。デートである。

………!!!よく考えれば女性と待ち合わせをして買い物に行く。

この行為はデートのようなものではないだろうか。

やばい。なんか急に心臓の鼓動を早くなった。

落ち着け俺。大丈夫。相手はそんなつもりはない。こんなことを考える俺は気持ち悪いぞ。落ち着け。落ち着くんだ。

俺が落ち着こうと努力していると、その原因が出てきた。

「おまたせ~。待った?」

読んでくださりありがとうございます。評価等お願いします。

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