表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おやぢ的 不思議ばなし【鶴亀奇譚】  作者: OKKUN
島太郎 放浪の旅
13/31



 寒い季節には南へ、暖かくなれば北へ移動します。


 しかし そんな生活が長くは続くことはありませんでした。


 お金を遣うことはあっても、増えるのは半年に一度の預金の利子がつくくらいです。



 最初のうちは、元金が多かっので、一度に 数千万円もの利息が付いていました。


 けれども、そんなお金は 島太郎からすると はした金です。

 湯水のように遣うその金は 徐々に徐々に減っていきました。



 島太郎が 放浪生活を始めて 三年ほど過ぎた頃でしょうか。


 たまたま通帳の残高を調べていた島太郎は、愕然としました。


 すべての通帳の合計残高が、三億円を切っているのです。

 数冊の通帳には 残高すらありません。



 三億円といえば一般サラリーマンの生涯収入を はるかに越えています。

 普通の生活をしていれば、三億もあり 島太郎の年齢からすると これからの人生は悠々自適のはずです。

 

 しかし、島太郎のような生活をしていれば、やがて破綻することは目に見えています。



 『そういえば……』と島太郎は 思い出しました。



 つい先日、クレジットカードで支払いをしようとしたところ、このカードは残高不足で、使用できないと言われたのです。



 実際に 数冊の通帳の残高は、支払いや引き出しに耐えられない残高に なっていました。



 さあ、大変です。


 当面は どうにか暮らせますが、将来の生活に陰りが見えはじめてきました。



 島太郎は 莫大なお金を無駄遣いしすぎたようです。


 しかし、悔やんだところで どうしようもありません。



 湯水のように浪費したお金は、もう 戻ってこないのです。



 ……まずい、まずいな。少し 生活レベルを落とすか……


 決意したものの、一度覚えた贅沢ぐせは なかなか治るものではありません。



 しばらくすると、元の木阿弥。


 そして、また気付く、そんな生活がしばらく続きました。



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ