第2章:バス乗り場*
第2章の準備ができました。お待たせしました。
*第2章『バス停』*
イザンは身長167cm。シックスパックで筋肉質。
マリヤが彼を見るたびに、頭の中で思ってしまう。
_『この人、彼氏になってくれないかな』_
でもマリヤが触れようとするたび、
*イザン*:「やめて。体に触らないで。そういうの苦手なんだ」
*マリヤ*:心の中で呟いた。_『女の子に触られるのが嫌な男、初めて見た…』_
その時ソフィが手話で割って入った。
*ソフィ*:_『嫌がってるのに、なんでそんなにアピールするの?』_
それからマリヤはイザンにちょっかいを出すのをやめた。
2分ほど歩いて、バス停に着いた。
*マリヤ*:「じゃ、私は帰る。メトロで帰るね。あんたのせいで宿題4倍になったんだから」
ソフィは手話で答えた。
*ソフィ*:_『いいよ。私はこの人を家まで送る。先生が母にチクるから』_
*マリヤ*:「オッケー。休み明けにね」
ソフィは親指を立てて見送った。
*イザン*:「あの、2人の名前って?」
ソフィはマリヤを指さした。_『説明して』_という合図。
*マリヤ*:「聞いて、イザン。私はマリヤ。こっちはソフィ。フルネームはソフィヤ。
それと大事なこと――彼女は話せないけど、耳は聞こえるから」
*マリヤ*:「じゃ、私は宿題あるから帰る。ソフィが家まで送ってくれるよ」
*イザン*:「わかった。ありがとう。でも…どうやって会話すれば?」
マリヤは笑った。
「毎日会うでしょ。冬は補習もある。話すうちに分かるようになるよ」
*マリヤ*:「じゃあね、ソフィ」
こうしてバス停には、ソフィとイザンだけが残った。
バスを待つ。
しばらくしてバスが来た。
冬だから外に出る人は少なく、乗客のほとんどは仕事帰り。
座席はほとんど空いていた。
2人は後ろのドアから乗って、一番後ろの席に座った。
4つか5つ停留所が過ぎた頃、イザンの腹が鳴った。
隣のソフィは完全装備だった。ロティ、野菜、ペットボトル。
試合を見ながら食べるつもりだったけど、結局食べられなかった分だ。
カバンから取り出して、イザンに差し出した。
でもイザンは食べられなかった。両肩と両手に包帯を巻いている。
だからソフィはどうしたか。
ロティをちぎって、カレーつけて、イザンの口元まで持っていった。
*イザン*:「ほら、無理しなくていい。家で食べるから」
ソフィはスマホに打ち込んで見せた。
> 『イザン。私は話せないけど、全部聞こえる。
> 飢えてる顔してる。朝ごはん食べてないでしょ。
> 黙って食べなさい』
メッセージを読んだイザンは、素直に食べさせてもらった。
ソフィの家は8つ目の停留所。イザンの家は9つ目。
だから先にイザンを送って、そこからソフィは帰る予定だった。
イザンは疲れていた。バスの中で寝てしまった。
9つ目の停留所でソフィが肩を揺すったが、起きない。
すると突然目を開けて、2人で降りた。
家に着いて、ソフィはまたスマホに打った。
> 『イザン、聞いて。家で休んで。
> 明日の朝、補習で迎えに行くね。いい?』
*イザン*:「うん」
ソフィは「バイバイ」と手話で言って、自分の家へ向かった。
*第2章『バス停』終わり*
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第2章を気に入っていただけたなら、第3章も楽しみにしていてください。まだ執筆中ですので。




