第1章:綱引き
綱引きはバランスのゲームだ。
両側に同じ人数。太いロープを両手で握り、全力で引く。
最後の1人がラインを越えるまで、ゲームは終わらない。
男の子はこれに夢中だ。でも女の子も大好き。
だってこのゲームでは、男の子は上半身裸になるから。
シックスパック、筋肉、汗…それだけで心臓がドキドキする。
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*アイ・ラブ・ウィンター 1*
*第1章『綱引き』*
_A:作者の言葉_
_A_
_場面:学校の講堂。校長先生がスピーチをしている。_
*校長先生*:
「来月から冬が始まる。そのため生徒は休校になる。
だが試合は中止しない。そして綱引きに出る生徒は、冬でも登校が義務だ」
俺たちの男子校と女子校は別々だ。
でも空き時間なら、一緒に勉強して友達になることは許されている。
*競技日:11月12日。綱引き大会。*
そこに1人の女の子がいた。彼女は話せない。
そして彼女は綱引きを見るのが大好きだった。
大好きすぎて、
大会当日の朝4時、彼女は1人の友達と一緒に学校へ来た。
男子席の後ろに座って、試合を見始めた。
しばらくして、担任の先生が出てきた。
そして男子と一緒に座っている女の子が2人だけいることに気づいた。
このゲームは4回戦ある。3回勝った方が勝ち。
今は2対2のタイ。つまり5回戦目、最終戦が始まろうとしていた。
だが先生は彼女を呼んだ。
*先生*:
「ソフィ、学校で何してるの?こっちへおいで」
担任の先生を見た瞬間、彼女は走って先生のところへ行った。
*ソフィの友達*:
「先生、最後の試合なんです。見させてください」
_A_:でも先生には仕事があった。そして言った。
*先生*:
「この書類を男子校の校長室まで届けておいで。そしたら見てもいい」
_A_:先生がそう言った瞬間、2人は男子校の校長室へ走った。
_A_:_一方、グラウンドでは最終戦が始まっていた。_
最後のアンカーの少年はロープを肩に巻きつけていた。
だが引いた瞬間、摩擦で皮膚が焼けた。肩も手も裂けて血が流れた。
それでも彼は離さなかった。必死に引いて、チームは勝った。
_A_:両校の男子も女子もそこに集まった。
仕事を終えて戻ってくると、最終戦はもう終わっていた。
誰が勝ったか知りたくて、彼女はすぐPTI先生のところへ行った。
*PTI先生*:
「イザンのチームが勝った。だが学校に入れるのは男子だけだ。
なぜお前たちが来た?
嘘をついたら親を呼ぶぞ」
*ソフィの友達*:
「先生、ソフィは綱引きが見たかったんです。
1人じゃ怖いから私も連れてきました。
すみません、先生」
*PTI先生*:
「カーズベリーの近くに住んでるのは誰だ?」
*ソフィの友達*:
「先生、ソフィがその近くに住んでます」
*PTI先生*:
「2人の名前は?」
*ソフィの友達*:
「先生、私はマリヤです。彼女はソフィです。話せません」
*PTI先生*:
「わかった。学校には規則がある。罰を与える。
マリヤ、お前の罰は休暇中に綱引きについて100字の作文を書くこと。
そしてソフィ――お前が発案者だな?だから罰は2倍だ」
*まず1つ目*:
「イザンという選手がいる。試合で怪我をした。お前が家まで送れ」
_A_:イザン。彼のフルネームはイザン。
学校では友達もPTI先生も彼をザンと呼ぶ。
彼こそ試合でチームを勝たせた少年だ。
だが試合中、肩と手はひどく傷ついた。
自分のカバンさえ肩に担げない。
PTI先生が2つ目の罰を言おうとした時、イザンが後ろから入ってきた。
*イザン*:
「先生、1人で帰れます」
次の瞬間、彼はよろけた。
ソフィがすぐ支えた。
今、イザンはソフィの肩に寄りかかって立っている。
_A_:マリヤはイザンの上半身裸とシックスパックから目が離せなかった。
その時ソフィはカバンからピンクのシャツを出して、彼に着せた。
*PTI先生*:
「ソフィ、2つ目の罰だ。
イザンは勉強が苦手だ。今から補習がある。
明日からお前はイザンの家まで迎えに行き、学校へ連れて来い。
カバンも持て。そして1回も休ませるな。わかったな?
お前の補習も明日から始まる」
_A_:ソフィはおとなしい女の子だった。先生の言うことを聞いた。
そしてイザンを家まで送り始めた。
さて問題だ――
ソフィはどうやってイザンの世話をするのか?
そしてどこまで行くのか?
それを知りたければ…
次の章を待っててね。
*第1章『綱引き』終わり*
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_またね。次の章で会おう。_




