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ロプノールの灯火  作者: 井上壮一
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40年前のスキャンダル?

 さて、朝鮮への侵略も落ち着いてきたころ、私は5年前の過大発熱反応を思い出した。また同じようなことが起きたのである。ただ前回と違うのは、何度やっても反応熱を確認できるということである。現在日本の軍事機密なのでどのような物質であるかは、残念ながら公表できないのでαとしておこう。化学反応で発生させられる最大の熱量を1とした時に、α反応の熱量は1.3程度だった。原料の物質の値段も高いため、実用化には程遠い数字であるが、研究するには素晴らしい内容であると感じられた。ただ、何が理由でこのような反応が起こっているかを解明しないといけないと感じた。ここで、この反応を説明できるものといえば、核反応しかなかった。ただこのまま核融合であると決めつけてしまうと、1990年頃の騒ぎになりかねないため、何か理論的に説明できないか考えた。もちろん思いつくわけがない。この40年間誰も説明できていないのだ。とりあえずいろいろな物質で反応を試すことにした。前述したとおり、研究費はいくらでもあった。ご存じの通り朝鮮半島やユーラシア大陸に東側で核爆弾を爆発させると、日本に死の灰が降ってきてしまうため、研究費のほとんどは純粋水爆の研究に当てられていた。こんな理由もあり、核反応とこじつけておけば研究費が出たわけである。

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