9 走るのは趣味です。
中学校の時に太っていたのだけど、それを一念発起して半分の体重まで落とした。
食べ物に注意、運動に注意、ちょっとしたことにも注意。
注意しながら生活していたのだけれど、ダイエットは辛く苦しかった。
結果として、走ることが楽しくなってからは楽だったのだが…
体重が減ると同期して、成績も落ちていた。
バランスを取るのに失敗したらしい。
進路指導室に呼び出されたら、
「翔太、このままだと入れる高校がないぞ。もう少し勉強しておけよ。」
担任で進路指導も受け持っている先生、田中先生はそう言うとため息をついて、こちらの方を見ていることから、こちらの返答待ちのようだ。
「はい、頑張ります。」
「本当に頼むぞ。部活なんかやっていると勉強の時間がとれなくなると思ったから、入部が出来ないように根回しをしたんだぞ。」
そんな根回しはいらない。
無視されるといういじめが始まったのかと疑心暗鬼になりかけたことも知らないのに、さも苦労したと言われるのは、理不尽。
結局、この担任は信用がおけないということか。
早々に担任に見切りをして、自分でやれることは自分でやろうと、当たり前のことを再認識した。
「お手数をおかけしました。でも、私は大丈夫です。」
一応、謝っておいて、言いたいことを言うとその部屋を出たら、担任の言葉を聞いていたやつがいた。
「おい、翔太~、高校行けないんだってなぁ~。中学の卒業も怪しいな。かっわっいそー。」
こいつは、クラスメイトでもあるし、ちょっと前までのいじめる側のやつ。
アホに構うのもバカらしいので、無視して歩き出すが、その周りで中学中退とか、根も葉もないことを言い続ける。
事実とは異なることは、クラスメイトだけではなく、ほぼ全校生徒に広がってしまった。
しかも、それを注意するべき、担任など先生達からも決してあり得ないことではないと言われてしまい、結果として、新たないじめの題材を作ってしまったことに気がついていなかった。
無視するつもりでも、無視できない状況になり、精神的にいっぱいいっぱいになってしまったので、翌日から学校を休むことになってしまった。
元々の意識から、転生を繰り返す私にバトンタッチしたはずだったのが、いつの間にかに元々の意識が前面に出ていたと気がついたのは、登校拒否が始まってからだった。
何かがおかしいと感じた。
文字数が少ないといいですねぇ~。
本編 お約束は裏切らない…はず の方は、2000~3000字が目安。
(異世界恋愛ジャンルの時に1回だけ1万字超えがあったような)
本編に比べて、PVが少ないこちらは、おかしな話、安心できる状態になっています。
その他ジャンルになっていますが、時期を見て異世界のハイファンタジー辺りに変更するかも。
一応、100話付近を検討しています。
…早ければ、11月末くらいかな。
ここまでお読み頂きありがとうございます。




