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11.街への移動がめんどくせぇ


ステータスと持ち物の確認に時間がかかったがそろそろ最寄りの街に出発しよう。


≪安全確保≫の時間も9時間を切ったしな。


屈伸などの準備運動をする。


最寄り町まで舗装されていない草原を長時間歩くので運動不足のおっさんでは準備運動をしないと足を痛めるのは確実だからな。


アイテムボックスからスーツを取り出して着る。


「よし、パッシー。最寄りの街の・・・・≪エンド≫の街に行くぞ」


スマホの地図アプリを確認しながら、頭の上にいろパッシーに話かける。


「ブヒブヒ」(おう、やっと出発か)


パッシーのちゃちゃで確認に時間がかかったのにそんなことを忘れたかのように言ってくる。


「時間がかかったのは半分はパッシーのチャチャのせいだからな」


パッシーにツッコミを入れながら、街の方向、はじめに見つけた大岩へ向かって草原の草を踏みしめながら歩き始める。


オレが楽をするために欲した使い魔を頭に乗せたまま。




≪安全確保≫のおかげか1時間ほど歩くが全く動物やファンタジー世界特有のモンスターに出会わない。


危機に直面してないためか全く危険な場所を歩いている実感が湧かない。


「ブヒブヒ」(モンスターも出ないし、同じような景色ばかりでヒマだな)


パッシーは危険感がないのか軽い調子で言ってくるのでちょっとからかってやる。


「パッシー、そんなにヒマなら左にある森。地図アプリによれば・・≪原始の森≫に行ってどんなモンスターや植物があるのか今後のために調査して来て。」


さあパッシー存分にファンタジー世界を楽しんで来い。


「ブヒブヒヒ」(い・いやだな主ちょっとしたお茶目な冗談だよ。安全が良いよな。主の頭の上は天国だ)


頭の上にはいてほしいわけではないのだが、現状を理解したのならいいとしよう。


そんなことをしていると左手の≪原始の森≫から人型の生き物の影が出てきた。


ここからだと人型で体が緑色をして腰あたりに何か巻いているて手に大きな棒状のものをもっているただ尺度がおかしい気がする。


「おお、あれはもしかしてファンタジーで有名なゴブリンか~?」


森の木より少し低いぐらいの身長だから正確なことは分からないが3メートルは超えてる気がする。


いや距離がはなれているから分からなくなってるだけできっとあの木は1メートルもないんだ。


そうに違いない、いきなり3メートルを超える怪物がいりはずない。


あれはゴブリンあれはゴブリンあれはゴブリン。


「ブヒブヒブヒィ」(あれの名前は知らんけど、あんなデッカイのに襲われたら今の俺たちじゃ瞬殺されるな。《安全地帯》の効果を信じるしかないな)


パッシーをブルブル震えているのが頭から伝わってくる。


そのおかげか逆にオレは落ち着いてきた。


いやこれも《安全地帯》の効果かな。



*************

安全確保の効果でパニック状態を防ぎます。

ピコーン

恐怖耐性 Lv1を取得しました。

*************



ラッキー、スキルを取得した。


ビビリのオレには必須スキルだし、怖い思いをしたかいがあったな。


「パッシー、こっちを気にしてないみたいだから大丈夫だと思うがさっさと通り過ぎよう。」


地図アプリを確認するとやっと3分の一を超えたところだ。


スーツの効果で楽ができてるが後2時間以上かかるはずだ。


ほんとめんどうだ。


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