目次 次へ 1/2 【01】[プロローグ] 本業 パンッ 銃声が聞こえる。と同時に、誰かの呻き声とその血が宙を舞った。 死体が転がった。死体の、恐怖に歪んだその顔を見て、ミキは思い出していた。 過去の、恐怖。 (私も、こんな顔してたんだろうな) 手に持つ銃の力を込める。 パンッ パンッ 一人、また一人とどんどんミキはリストの該当者を葬っていく。 まるで、何かを思い出さないようにしているかのようだ。 (早く帰ってビール飲みたいなぁ。) 皆さんお察しの通り、これはミキの本業。 殺し屋だ。