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草薙銀之助短編集  作者: 草薙銀之助
異世界美少女達とスローライフ 一期

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四話 カフェ店員に忍者みたいなメイドさんがいた件③

異世界美少女達とスローライフ

マーフィンさんのお店には、超絶美人のイギリス式の本格メイドさんが、身体能力が忍者らしくステルスに頑張っている。


青いショートヘアで身長は高めなのに、フリフリな格好のロングスカートも引っ掛けないし、ブーツも全く音がしないのは神業だった。


猫人のパッフェの肉球でも微かに足音がするのに、どうやって空中を蹴るようにしても、誰にも認知が出来ないのだろうか。


若しかしたら忍者のパッシブスキルが在って、それを駆使しながら誰にもバレないようにと、工夫しているのかも知れない。


何故その様な必要があるのかと、きっと誰もが気になる様な何かしらの秘密が有りそうで、それ自体はそっとした方がいいのだろうか。


それにしても失礼ながらこんなに狭い空間で、物音も立てないどころかメイド服も引っ掛けないし、転びもしないのはどうやっているのだろうか。


生成作業中に不図何となくお顔をあげてみたら、僕のお顔がオッパイに当たっちゃったと、瞬間的に察知して謝罪した。


「あっ、あっあっあん、ゴメンナサイ」


マーフィンさんが容子を見に来てくれたのかと、すかさず謝罪を申し込んだが、なんと真っ白なエプロンが見えた。


張りのあるオッパイに押し出されていた、その形のいいその向こうに、クールな照れ顔が困った様に目を逸らしておられた。


ハッとなったその照れたクールな美顔は、会釈をしたと思うと直ぐに商品を持って、お客様のテーブルにサーブしにいった。


作業の合間にコッソリと見張っていたら、お客様の肩や背中にあのエプロンオッパイが、まさに一撃離脱戦法を講じていた。


例え偶然だとしてもクールな美人おねーさんの、あの綺麗なエプロンおっぱいが、……僕はお顔が思い切り突撃しちゃってた……。


確かにトキのハイエルフさんとか、恩人すぎるマーフィンさんも甘えまくるパッフェも、どれも貴重なのに相違ない。


それと並べて先程のアレは不祥事であって、なんだか間接的なNTRに似た錯覚が、どういう訳か僕に起こったのは謎の極みにあたる。


いかんと作業に戻ってからも、時折隙間を見てはやはりエプロンオッパイが、何度視てもヒットアンドアウェイする。


「あはん、萎える……」


またしてもと作業に戻りかけると、パッフェがゼロ距離にジットリと僕を見据えて、怪しげにニヤリと目許に閃光が走る。


「だっだっだぁぁん……」


Vの字になって空中に飛び上がるくらいだった僕は、パッフェの企みは何かと、やはりあのメイドさんに気があると思っているのだろうか。


「節操無いですにゃあ~、にゅっふっふっふぅ~n」


案の定にして定番の展開だろうか、メイドさんのエプロンおっぱいが一撃離脱して、それを警戒している時点で何とやらかも知れない。


いつの間にか生成商品のストックが無いので、慌てて生成作業に舞い戻ったが、それでも暇を持て余すパッフェがニヤニヤしている。


ちょっぴりイライラして仕舞っても、パッフェからしたらマーフィンさんにとっても、"ストックが無くなるくらいサボっている"状況だった。


すこぶるマジィと思っても、その状況からなるある種の大悪が僕を振り回すが、手は作業を憶えていると見える。


何とか退勤時間まで作業を粘って、マーフィンさんがパッフェと参られて、近況状況をお聞きになった。


「そろそろ月給制にしましょうか?」

「あっ、はい、おぬげーすぇっス」


クソ真面目な要件だったのと、いつまでも日給制なのはきっと僕にも不足があろうと、何時になっても有り難い神対応を尽くして戴けている。


今の生活なら生成石さえ買えればよし、殆どはレベルアップによるパッシブスキルで、使用量も軽減出来ている。


生成レパートリーも増えながら、食事くらいなら全くと謂える程に、生成石は殆ど使用しないからすこぶる快適だった。


自宅に戻ってタオルで全身を拭いたあと、三着目のジャージに着替えて、ローソクを点けてから食事を済ませた。


この自宅が建設された際に風呂場は無かったが、やはり異世界人だったり獣人等が多く、おそらくそれで風呂無しが標準なのだろう。


星空や暮れた後の暗い街を二階から見渡すのも、点々とまたは深夜営業の灯りも、ワインを片手に明るい街並み。


そして高層建築物も無しに、広がる電子プロジェクターは内容が最適化されて、今の街並みに合わせられていた。


立ったままにワインボトルを呑みきって、少し疲れてベッドに横になると、少し目の前がグルグルしてしばらくそのままでいた。


これまで世話になった人は色々いたが、なんだかんだで花が咲く時期に比例する、今の環境は実に有り難い限りだろう。


その中でもマーフィンさんにパッフェ、超絶美少女アイドルのハイエルフさんに、あのメイドさんはまた貴重だろう。


ただあのメイドさんの一撃離脱おっぱいは、やはり間接的にも何故かダメージが強く、特に何でも無いのに気になっている。


それでいてあのクーデレなお顔だから、少々犯罪チックに在りながらも、今後の状況に窮するのは今に始まった事では無い。





毎日日課にしてみてください。

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