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BATTLE SLUG -銀河の残響-  作者: 昼間 ネル
BATTLE SLUG銀河の残響

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10/19

第9話:メモリアの力

数々の困難を乗り越え、カイとリング、そしてゲリラ部隊「マキシマム」はようやく地球圏へと辿り着きました。

しかし、待ち受けていたのは青き星を覆い尽くす無数の宇宙怪獣「ヴォイド」。

絶体絶命の瞬間、カイの叫びに呼応するように、機体「メモリア」に眠る禁断の力が目覚めます。

貴方の胸を熱くする!第10話!!


地球軌道外縁――目覚める残像。

地球圏で、無数の怪で埋め尽くされていた。


それは星の光ではない。装甲艦マキシマムの前を邪魔する群れが現れた。多脚型の宇宙怪獣――「ヴォイド」の群れだ。


地球の大気圏突入ー。


「……邪魔くせぇ! 弾幕を張れ! 地球の土を踏む前に、落ちてたまるかー!」


「小僧、行ってこい!」


アパッチの怒号とともに、「マキシマム」の両舷から対空砲火が放たれる。

ブッシューン!ブッシューン!

だが、怪獣たちは霧のように攻撃をかわし、確実に艦の装甲を削っていく。


地球の大気圏、前々地点ー。


格納庫の発進ゲートが開き、白銀の機体、「メモリア」が出ようとしていた。


「カイ=タチバナ!メモリア出ます!」


宇宙へと躍り出た。

機体は大気圏で激しく燃え始めていた。


前の戦闘で、食べた、コアが、「メモリア」の駆動系と異常なまでの同調シンクロしていた。


コックピットのモニターが赤く染まり、アラートが鳴り響く。


『……カイ……痛いよ……苦し…』


「ユナ、もう泣くな。……お前の痛みも悲しみも、メモリアの『力』に変えてやる!


メモリアの口開き、蒸気が吹だす。プシュー!!

まるで獣のようだった。背中から、光の結晶が翅状に噴出し大気圏の熱を防いでいるようだった。


きらきらの輝きは、空間そのものを書き換える高次元エネルギーの形となっていた。


宇宙怪獣の群れが一斉にこちら側へ襲いかかる。

その数十、数百。


だが、次の瞬間、「メモリア」の姿がブレたかと思うと、一機、一機に「実体を持った残像」が増殖していく。


「何っ……!? 分身してやがる!?」


通信越しにアパッチが驚愕の声を上げる。


一機のメモリアが数百機、増殖して、怪獣に立ち向かう。


それは、コアに取り込まれたナノマシンと光速の残像が結びついた結果、生み出された、無数の現象


カイ: 「「消えろおおおぉぉぉッ!!」」

数百の「メモリア」一斉に抜刀し、怪獣を断ち切る。


【デッド・エンド・パレード!】


一閃。


宇宙空間に黄金の網目が走った、その瞬間、数千匹の宇宙怪獣が、一匹残らず大気圏の摩擦熱も加わり爆破して散って逝った。


そして、無数の分身が中心の一機へと吸い込まれるように消え、後に残ったのは、神々しいまでの光を纏ったメモリアだけだった。


リング「……っ強過ぎる……連合軍がカイを殺してでも欲しい機体な理由 だ……」


リングの声は掠れていた。モニターの向こうには、青く輝く母なる星、地球の空が、大きく広がっていた。


アパッチ「……やっぱり強えぇ……後は…機体の解析!?を天才ヤツに見せれば…」


2人はすっかり、メモリアの虜になっていた。


こうして地球にある反世界政府軍の拠点へ急ぐ、「マキシマム」が、次なる試練を予見していた。

第9話「メモリアの力」をご愛読いただき、ありがとうございます。

大気圏突入しかし、そこには怪獣が沢山いました。

そんな中、ついに「メモリア」が真の姿を現します。

数千の分身で空間を埋め尽くす「デッド・エンド・パレード」の爽快感を感じていただけたでしょうか?


これから散りばめられた世界が一つに繋がる、次週!

新章突入!幕開けにぜひご期待ください!

読んでくれる人が、増えて嬉しいです。こつこつやって行きます。ありがとうございます。



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