模擬戦と能力検証
「やっほ!空姫だよ!」
「…星海です、何する気?」
こほん、と咳払いをした空姫は、ヴァストフ生、OBOG総出で改造した闘技場を私に見せる。
「VRの中で電脳世界に飛ぶぞ!今からキャラには干渉させずに模擬戦やってくよ!」
「だから誰とやるの?」
「人外連合初期メン四人!」
「…は?」
私は目を疑った。…時鳥と海鳥と死神とファルが、座っている。装置をつけて。
「めんどくさかったな…レアメタルの存在が有るのは知っていたから良かったが」
「これ授業で使えるんじゃないの〜?」
「…久しぶりに、本気が出せる。」
「うえ〜い楽しみ〜」
「このメンツ全員で共闘…流石に二度と見れないだろうな」
「運営から通知来てたけどそろそろ自重してくださいだって〜」
「返答は?」
「やだ!!!!!!!!」
「やっぱお前頭おかしいよ」
日本鯖最強四傑と戦うために揃った最強に準ずる者たちは…
人外連合より、<夢神・偽>猫野、<原初の勇者>(NPC)アルカ、<刀神・偽>霧雨、<弓神・偽>アルテミス、<聖女>七篠蒼(聖女ちゃん親衛隊から抜けて人外連合に参加した。親衛隊員は遠くから見守る隊と名を変えて今も存在している。)、…そして、<情報神・偽>緋月翼(黒兎)。
少しだけ、黒兎の話をしよう。
彼は、世界への介入をある存在から咎められた。
それでも、最早彼はその枷に囚われ続けるつもりはなかった。
彼は試練を受けた。その試練は絶対神を屈服させるというもの。…不可能だ、としか思えない内容だった。絶望で目の前が真っ暗に…なることはなかった。
彼の友は、どうしようもないくらいに彼の友であった。
今、絶対神クライマーは、彼のもとで日々修練に励んでいる。彼は、四傑の1段階前に到達したのである。これは開発としても想定していないスピードだった。だから少しだけ枷を残した。
情報は話せないけれど、彼はこの世界を変えることができるように成った。
続きを話そう。人外連合所属、元加盟兵団幹部は全員参加。仮面部隊と呼称されている。<戦理神・偽>でありなおかつ<風神・偽>…そして、<七大罪一柱・強欲>部隊長空風、<謀神・偽>参謀凪、<氷神・偽>澄玲、<自然神・偽>櫻木、<破壊神・偽>落合。
帝王旅団より、<電子神・偽>ヴァルサブロス・エルディア。(他にもたくさん参加しているが全員書くと尋常じゃない量になって(14人)名前考えるのがめん…難しいので!書きません。)
魔物使いの楽園より、<馬神・偽>またの名を<魔喰の音姫>ヴェニックス・パトラス、<獣神・偽>またの名を<七大罪一柱・憤怒>ヴェニックス・ヴァロラス。
新聞局より、<記神>ブンヤ。(ブの字の人→説明雑じゃね!??!?!?)
配信者連合より、
<がち猫><猫神・偽>ヴェルディ・オルカ、<力神・偽>gA.ち
<番犬>カイル、ミルカ(二人でカイミルと呼ばれている。がち猫とはライバル関係)
<一匹狼>クロムラック(配信するプレイ全てでソロプレイのクリアRTAでする化け物)
<空星組><遊戯神・偽>空姫、<星神・偽>星海
元欧州鯖よりReiR、Gaia、EasyN。
そして、現世界PKランキング五位、キルスコア999(+a)、<狂神>そして<七大罪一柱・嫉妬>ヴェルディ・イースティンが参戦。
現時点での最強たちが、検証を開始した。
「「「「「「「「「「「「「<ダイブ>」」」」」」」」」」」」」」
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<人外連合初期メン四人組視点>
「とりま武器出してみるか…」
「おけ、<死神の鎌>」
「<アダマスの鎌>」
「<アイギス>」
「<全てを粉砕する拳>」
まずは武器の解説から。死神の鎌は怪しく光りながら黒い煙を放出していた。いつの間にか死神の目は赤く充血しており、片目をどこからか持ってきた眼帯で隠している。頬には謎の紋章が光り輝いているが…?
「…やっぱお前厨二病だよな?」
「うるさいんだよ」
アダマスの鎌はそれとは真逆。神々しく光り輝いている…かと思いきや、やはり此方も闇を放出している。その漆黒は全てを吸い込むかのように思わせるほどのものであった。時鳥の目は元々のオッドアイのままだが、片目が魔眼の発動時のように光り輝いている。これに関してはヘルメスを継承するものの固有の能力としかいいようがない。というか、神を継承しようとする者たちには何らかの固有能力が備わっている。
アイギスは今度こそ神々しい光を放っている。柄には花の紋章が…スノードロップが、掘られていた。絶対に相手を殺すという、その残虐性が見て取れた。海鳥の特徴的だった黒髪は白く染まる。時鳥に合わせようとするかのような行為に、少々死神は引き気味である。あ、海鳥が死神を殴ろうとしている。死神が叫んでる…あ、共闘扱いだからHP減らないや。意味なくて草。
全てを粉砕する拳は勝利の女神から授かったものとして相応しいものであった。ガチンガチンと鳴らして遊んでいる心はガキのファル。死神のHPがUnlimitedにできるとかいうスキルまで獲得したファルの死神への思いが強すぎたのだろうか。二人の頬には双方のモチーフである死神の鎌と、翼の紋章が光り輝いている。翼の色は黒色であった。ファサファサと動かしてみるが、普通に飛んだほうが速いという結論を出したようだ。でもMP消費しないらしいから多分きっちり使うんだろうな…色々。
「今回の作戦話すぞ、今回としては敵が尋常じゃなく強い+41人とかいう数の暴力。人外連合第一期メンツ、仮面部隊、帝王旅団、魔物使いの楽園+新聞局+狂帝さん、そしてがち猫番犬連合、配信者連合分隊で構成されている。南北どっちに誰がいるかは不明。」
「番鳥と私らで分けるでいいんだよね?」
「ああ、基本的にはそれで行くつもりだ。途中で合流する可能性もあるから通信をしたら応答できるようにしてほしい。やばそうだったら適当に叫ぶだけでも大丈夫だ。」
「了解。本気出していいんだよな?眷属召喚はどうするんだ?」
「2つとも答えるぞ。憑依は禁止。流石に観客も蹂躙続きで飽きるだろ。ほんで眷属召喚はミチザネ召喚禁止であっちのクライマー召喚禁止、魔王ちゃん女神ちゃん召喚許可でトコちゃん召喚禁止だ。女神ちゃんと魔王ちゃんどっちがいい?」
「!なら魔王ちゃんでも?多分こっちDPS足りなくなる気がするから」
「…あ、一応設定で全員に神核出しといたから。」
「さんきゅ。あれ素材消費キツイから自前で用意したくなかったんよ」
「取り敢えず<私を呼ぶ声>しとくね!」
「あ、<魂の守護者><暗殺魔王の暇つぶし>」
「<我勝利の神なり><勝利の女神と共にあれ!>」
さて、
「任務開始」
「「「らじゃ!」」」
暗殺の神と、花の神と、死の神と、戦の神と。
その笑顔に偽りはなく。
その笑顔に曇りなく。
ただこの先に起こる血湧き肉躍る戦闘を夢見て。
いざ、戦闘が始まる。
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<猫野、アルカ、霧雨、アルテミス、七篠蒼、黒兎視点>
「取り敢えず時ちゃんたちの考えそうなこと予想しようか?」
「正直、結局番鳥をどう抑えるかが分水嶺となる気しかしないのだが。」
「…それに関しては、私とアルカさんが対策できるので問題ないです。」
「じゃあ私達はそれの支援が今日のお仕事かな?聖女、頑張るよ!」
「あ、クライマーは召喚禁止であっちと話してる。代わりにあっちもトコタチとミチザネは召喚禁止。あと憑依も禁止で合意してもらったよ。流石にね…」
「取り敢えずみんなにバフ盛るね!<聖女の導き><聖女進軍>」
小さく光が漏れる。私達が試合開始後散開して到着したのは中心から一番近い森の中。今回は配信者連合のみなさんが特攻して情報を届けるって手はずになってたから、きちんと対応できるようにメモを取り出す。
「あ、みんなに連絡。予想通り番鳥と死戦で分けた。ここからだよ勝負は…」
「あ、黒兎。こっち側は死戦が来そうらしい。…あ」
「どした?」
「配信者連合が番鳥にバレた!死戦も戻った臭い!応援は!?」
最初の戦が、始まる。
よやくとうこうしてます、たぶんべんきょうしてます、つらいいいいいいいいいいいい




