080 年末間近
マッタリ回です。
私達は例のごとく私の部屋のコタツでマッタリしている。
「なあ、フラン?あのスタンブレードは量産できないのか?」
みかんを食べながら聞いてみる。
「工場が無いので量産は難しいかと思います。1個か2個くらいは作れますが?」
「…では、とりあえず1個作ったらマールに持たせてあげてくれるか?」
「わかりました」
「いいんですか?」
「うん、当たっても気絶するだけだし持っていた方がいいかな」
「ありがとうございます!」
ほんとうは魔力を流せる物を持たせたかったんだが、コッチはもう少し時間がかかりそうなのだ。
フランはタマを膝に乗せて撫でている。最近のお気に入りのようだ。タマももっぱらフランの膝で丸くなっている。
そろそろ年末か…。特に何をする訳でもないけど。あ!そうだ!
「マール!今年のおせち料理は去年と一緒?」
「今年は人数も増えたのでちょっと張り切ろうかと思ってます」
「ナイスだマール!」
「マールさん、マジパティシエです!」
「フランさん、わかって言ってますねー」
「マールマジパティシエ!」
「いやいや、ここはシェフが正解だな!」
「もう、先生まで!」
今年は賑やかな年末になりそうだな。
大掃除はブラウニー達がやってくれるし…。
…ただ急な環境の変化はいいのだが、へんなトラブルだけは避けたいものである。来年は平和でのんびりがいいなー。
何やらユキ様がフラグを立てているようです。




