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最凶  作者: なっしー
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014 過去の遺産

アオ大活躍?

「マール、準備はいいか?」

「はい、先生!」


実験の開始である。

といっても私達は特にすることは無いのだが…。

以前、空中庭園で手に入れたクリスタルの解析だ。


「さぁ、アオっ!この記録媒体から情報を取り出すのだ!」


そう、せっかく『使徒』であるアオが500年ぶりに覚醒しているのだ!これを利用しない手はないっ!


「ええー、なんでそんなことしなきゃないのーっ」


…チッ、非協力的なヤツである。


「まぁまぁ、私も『神の使徒』であるアオに頼むのは申し訳無いと思うのだが、この世界でアオ以外にできる者がいないのだよ」

「ま、まぁ、確かにっ、万能たる私にかかれば簡単にできるけど…」

「永きのまどろみから覚醒したアオなら、少し刺激が欲しいのでは無いか?未知なる空中庭園の秘密が解るかも知らないのだぞ?」」

「…わかったわよ!今回だけだからね!」


フっ、チョロい。

私、マール、ミクが拍手をしながら、


「やはりアオは役に立つな!」

「流石アオさんです」

「ガンバッテ」


と囃立てる。

やる気を出したのかアオは宙に浮き、解析を始める…。

さあ、空中庭園の秘密か?次元航行の謎か?もしかしたらミクの帰還の役に立つかも…。


「わかったわよ!でも…」

「どうした?何か重大なコトか?」

「んー、ホントに知りたい?」


アオは焦らす、というよりあまり言いたく無さそうな…。


「そうだな、マール、ミク、ちょっと席を外して…」

「あっ、そういうのじゃ無いから大丈夫」


…?どういうことだろう?


「じゃ、じゃあ原文でそのまま表現するからねっ!」


『ハルちゃんの航海日誌32

こないだ寄った惑星は面白かった。

機械化星っていうのかしら?

私達の惑星よりも科学が進歩していてなんかうちの船もイジってくれた♡

ワープは35倍の光年先に行けるようにしてくれたので今度遠くの星系に行ってみようかしら?

後、よくわからない機能も付けてくれたみたいだけどよく聞いてなかったから今度試してみよっと。

コレでうちの稼ぎも格段に上がるわね♪

そういえば、ウチのダニエルくんはこないだ…』


「待て、待て、まて、まてっ!」

「なによ、これからがグダグダで面白いとこなのに…」


うわー、使えねぇー!

つまりこの空中庭園の人達は、未知の技術をよく知らないで運用した結果、『次元漂流』しているってことか?

しかも、私達やエルフが侵入しても何もしてこないってことはすでに居ないか死んでるか…。まぁ、船の外周が植物だらけなので当たり前か…。

それでも機能のみ生きてるってことか?


「アオ、ちなみにこの船は『高次』の技術使われていると思うか?」

「ううん、この船は3次元の船よ。ただ…この世界でない、『平行世界』技術だから『異世界船』ってトコかしら?もっともこの記録媒体から映像とかの情報で…だけど」


あくまで3次元限定の異空間航行ってことか…。


「うん、決めた。もう空中庭園には関わら無いコトにする」


異世界に興味は無いっ!



…媒体と一緒に持ってきた置物のような物もおそらく意味のない物なんだろうな…。

なんてこったい。


日記とかも1000年後には古文書になっちゃうのでしょうか?

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