119 忠告
118の続きです。
「さてと、次はあまり良くない知らせなのだが…。」
オベロンは言いにくそうに語る。
「君は先日沈黙山脈の封印を彼方に飛ばしたね」
「ああ、何かまずかったか?」
「いや、それ自体に問題はないのだけど、守護竜を封じていた者を見過ごしているね?」
「…一応手の者を使って調査しているが…」
「もうあそこには現れないから無駄に終わるかな?」
「…精霊王はかの者が誰だか知っているのか?」
「あれは悪魔だよ」
「なっ!悪魔だ…、と…?」
「そう、色々な次元を渡る悪魔。あの存在は次元の狭間を経由せずに異次元を渡る存在だ」
「っ!」
「問題は悪魔が施した黒い鎖を君が解除してしまったコトだ。いつになるかわからないが、必ず悪魔は君の前に現れるだろう。気をつけたまへ」
マズイ、マズイ、マズイ、マズイ!
こんなコトなら守護竜はほっとけばよかったか?いやいや、そうもいかなかったし…何よりもう手遅れだ!
「先生?」
…いかん、我を忘れていた。今慌てても仕方がない。
「まぁ、いずれこんなコトが起こるかもとは思っていた。仕方がない」
「まぁ、悪魔も気まぐれだからね。いつ現れるかもわからないし。コレは忠告として思っていてくれたまへ」
「嬉しくない忠告だが、ありがたくもらっておこう」
「この世界を頼むよ」
言うだけいってオベロンは消え去った。
最凶もそろそろ佳境ですね。




