111 追放
110話の続きです。
…うみゅ、なんかだんだんメンドくさくなってきた。結局魔王にしろ、怪しい影にしろ倒しちゃえばいいんじゃないかな…。
それか、ものすっごく遠くへ飛ばしちゃうとか…。
「というわけだがどうだろう…?」
「いや、どうと言われても…」
守護竜はどうしたらいいか困っている。
「じゃあ、封印をそのままで宇宙の果てに飛ばすもはどうだ?」
「いや、どうだと言われても…」
「大丈夫!何かあったら責任はとるし!」
最悪、宇宙へ飛ばして『超新星』あたりを使えば倒せないものはないだろう。
「もし何か起きたらバハムートをも倒した術でなんとかするから!」
「なっ!」
バハムートの名を出した途端守護竜はおとなしく従った。さすが竜神のネームバリューだ。
「さてと、コレが封印か…」
洞窟の際奥に安置されている大きな石棺。材質は沈黙山脈の岩と同じ様だが。
…サクセスあたりで簡単に消滅出来そうだけど。
まぁいいや。今回はチョット遠いけど…
『超転移』
石棺が台座ごと目の前から消える。今頃は超銀河団の中心である超空洞にあるはず。あそこは光すら届かないので例え復活しようと身動きも取れないはず。真空でほぼ絶対零度な場所で復活も何もないだろう。
とりあえず、魔王は永久追放ということで永遠に宇宙をさまよってもらおう。後は黒い影だが、しばらくはウチの影の者に探ってもらうことにするか。
守護竜は役目を果たしたので竜の谷へ戻るかと思ったが、長年の住処であることと、人間の国の目付けとしての役割があるということで、しばらくはこのまま暮らすらしい。
確かに守護竜不明を訴えたのも、カンゼ皇国だったし…。
まぁ、本人がそうしたいということならばいいのかも知れない。
宇宙へ追放とかパねぇっす。




