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最凶  作者: なっしー
110/130

110 探索

109話の続きです。

うみゅ、不死の魔王については結局情報は集まらなかった。

ので、視点を変えることにした。守護竜を鎖で封じた黒い影の方だ。

あれだけの強い呪詛を帯びた魔術を使うということは相当の腕である。とすれば、名の知れた魔女か…?魔術師要素が高いとすれば…エルフか…?

うーん、ここ最近の情報では該当する者がいないか…。

では、目的はどうだろう…。守護竜を封じたのはやはり見張っていた封印だろうか…。ただ竜と戦うのであれば見つけにくい沈黙山脈ではなく、竜の谷へ行くだろう。もしくは見られたく無い何かをしていた…?

何かを隠したり、行なっていた時に守護竜とエンカウントしてとっさに封じたとか…?

2年も前だと魔力痕跡を追うのも無理だろう…。が、手がかりがない以上仕方がない。私は再び沈黙山脈へ向かった。


「守護竜、当時のことは覚えてないか?」

「おぼろげながらですが、何かしらの魔力を感じて原因を探しながら飛んでいたくらいしか…」

「やはり魔術か…」


とすれば、新魔法の実験や儀式といったとこか?

儀式なら使った生贄の骨や道具が残っているかも知れない。こんな場所での後片付けをわざわざするとも思えないし…。

私は守護竜が捕まっていた場所を中心に探したがそれらしい物は見つからなかった。


もともと沈黙山脈は音が吸収されているので無音の状態なのだ。通常生活に慣れている者が長時間この状態だと違和感というか、身体が拒否反応を起こす。短時間であれば集中もできるのだが…。

私は一旦ウチへ帰還することとした。

当てのない探し物は難しいですね。

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