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幸運とスキルで転生先でも生き残る  作者: なお
村興し

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少年期52

「お久しぶりです、隊長。お元気そうでなによりです。あの件の結果ですか?」

「あぁ、それだ。あとは報酬だ。ただ、元気かと言われれば…どうなんんだろうな…あの時何があったか、よく覚えていないんだ。気付いたらお前は居なくなってたし、我々は誰もそれを疑問に思わなかった。今になって、何故と言う疑問が湧いてくる…」


そりゃ何も覚えてないでしょうよ。


「まぁ先ずは頂ける物からから頂きましょうか。対価は必要ですから」


隊長は俺が「対価」と言った瞬間体を震わせた。顔色が青くなっていき、体をブルブルふるわせ始めた。完全にトラウマですわ。


「あぁ、そうだ。必要だ。私は疑ってしまった。だが、それが、あぁ、違う!違うんだ、坊主‼︎奇跡だ!コレが奇跡?そんな‼︎」


あ、隊長壊れちゃった。取り敢えず強めのビンタして、様子見たけど駄目だったんで安眠してもらいますよっと。はい、おやすみ。


「おーい、誰か助けてー。急病人だー!」


何だ何だと皆んなが集まって来て、急いで俺の小屋に運び込む。コレはどうしたもんだろね。今日中に起きると良いね。着てるもん緩めて、楽にさせてあげなきゃ。


「おっし、皆んな大丈夫だ。ありがとうね!たぶん、もう問題ないから仕事戻っても良いよ!」

「おう、なんかあったら呼べよ。オッサン、すげぇ汗かいてるから悪い病気かも。看病するならお前も気をつけろよ」

「あいよネロ兄。旅で疲れただけだろうから、たぶん大丈夫だよ」


隊長が目覚めたのは夜だった。茫洋とした表情で、宙を見てる。

どうしたん、お疲れ?話聞こか?顔の前で手を振ってみたら、だんだん目の焦点があってきた。


「あぁ、ぼうずか。すまんな。すこしたびのつかれがでたようだ」

「お、気付いた。どうする、夕飯有るけど食べる元気ある?粗末なもんだけど、一応腹は膨らむくらいはあるよ」


寝起きって感じより、まだ心ここに在らずって感じ。精神が不安定ですな。わかる、分かるよー。


「はらはへってない。かわやにいきたい」

「了解。こっちだよ、ついて来て。井戸も案内するよ。体を拭きたいとかあるだろうし」




-------

「少し呆けていた。すまないが、腹も減って来た。飯を貰ってもいいか?」

「はいよ、今持ってくるから、そこの椅子にでも座って待っててよ」

「あぁ、頼む」


だいぶ隊長も復活して来て、目に力も戻って来た。かなりメンタル強いな⁉︎純粋に驚きだ。もっと引き摺るかと思ったけど、もう回復したの?これは隊長にも抜擢されるわけですわ。


「はい、飯だよ。味と見た目には期待しないでね。腹が膨れりゃ良いで作ってる飯だから」

「作戦中はもっとひどい物で済ませてるから、それは構わないんだが。コレはお前が作ったのか。ご家族は?お前1人でここに住んでるか?」

「そうだよ。あれ?隊長に言ってなかったけ?俺、ここの開拓をしてんだ。別に変な意味じゃないから。家族はまだ生きてるし、たまにこっちの仕事も手伝ってくれてるよ。実家の方じゃ先細りなんで、皆んなと一緒にこの辺を開拓してんのよ」


開拓団長やってんのよ


「あぁ、そんな事を聞いた様な…」

「隊長、俺に興味なさすぎね。良いんだけどさ。それじゃ隊長、出すもの出して、顛末聞かせてよ。いきなりぶっ倒れてこっちはお預け食ってんだからね」

「そう言えば俺の荷物は?あれに色々と入ってたんだが…」

「枕元にあったの気付かなかった?」



それじゃ、どんな顛末を迎えたか教えてもらいますか。

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