少年期43
馬具の調整と品物の調達にしばらく時間がかかるので、街デートを堪能してる。
クララちゃん、果物食べる?
「おいしぃ。アル兄、はい!」
ありがとね!ぺってしないで偉いね!頭撫でちゃう。
クララちゃんの好きな果物を買っては食べさせて種を集めてる。俺は別の果物をチョイスして、色々な種を確保。木ちゃん、頼むぜ!
村に帰ったら、果樹にも手を出して行こうと思ってます。今回は春だから、いつか別の時期に来たいな。
「クララちゃん、もーっと美味しいの教えてちょうだい!いっぱい食べたいな!」
任せろと言わんばかりのクララちゃんの笑顔が眩しい。手を繋いで市場を見て回る。
好きな野菜とか好きなお肉とか、色々教えてくれた。お肉は趣旨から外れてたけど、夜ご飯用に買って、何種類かの野菜も食べ方を尋ねながら買った。根菜は見慣れない種類は栽培に回してみよう。葉物は味見だな。
最後に、クララちゃんに螺鈿細工っぽいキラキラした髪留めを買ってあげて、デート終了。
ステラさん、ただいまです。コレ、料理お願いしてもらって良いですか?
クララちゃんの好物が並ぶ夕食になった。最後まで笑顔なクララちゃんでした。
査定が大体終わって、買いたい物リストもだいぶ埋まった。
あ、他にも3軒家建つってことは、他にも結婚する家庭ありそうだな。そこ用に、台所用の金物セットを幾つか買って帰るか。コレを追加。あと遠心分離機に必要そうな物が抜けてるな。針金とか金網とかの強くて荒い目の物と、目の細かい布とかが欲しいかも。村で調達困難な物は積極的に買ってくか。これも追加と。
板材も漏れてるな。旋盤で加工の幅が上がったから板材が欲しいぞ。遠心分離機とか削り出しできんか?
最後に馬具の支払い分を取り置くと…これでセメントを買えるだけ買うか。
専門店に行く途中、見回りに出ていたのか隊長とバッタリあったので、届けに伺う手間も省けるので、特産の糸を贈呈。この肌触りの良さに、震えて眠りな!枕カバーとか最高よ?嫁さんに作ってもらいな!
隊長と別れて専門店に行き、買えるだけのセメントを買う。結論、絶対に足りない。思ったほど残金に余裕が無かった。2部屋分くらいは作れるかな?雑貨を買い過ぎたかな…でも樽とかも村に全然無かったし。
村の外に物を売りに行く道具が無さ過ぎる。
村内では藁カゴとかで十分だし、村で完結してるとそういうのが全然ない。嘆いてもしょうがない。売り物を増やしたり、こちらから定期便を送れる様になれば、この不便さもそのうちには解消されていくだろう。
確実にあと一度は来る事になるので、それまでには幾らかでもこの不便さが解消されると良いなと思って伯父さん家の倉庫に荷馬車をしまう。水、ダメ絶対。伯父さん悪いね、倉庫借りるよ!
車を始末してると、クララちゃんが良い笑顔で財布に誘ってくる。
コレで素寒貧や!




