乳幼児期3
舌足らずながら少しずつ話せる様になってきたアルス君こと俺、なんとこの度お兄ちゃんになる様です。ママンの懐妊が判明しました。これまで以上に守護らねば。
長男として頑張っていく所存ですので、何卒宜しくお願い致します。街宣車で所信表明演説を…街宣車ってなんだ?あぁ、神様はいつもそうだ!俺が何か考えるとすぐそうやって!
イヤイヤ期(違う)に突入し、ダウダウ言いながら掴まり立ちの練習をしている昨今、監視の目が強化された。俺は早く成長して幼馴染ハーレムを築きたい系では無いので、言語も肉体も成長速度に任せてる。種族的に添い遂げられそうにないしね。まあ、敢えて名付けるなら信仰系転生者か?少し魔力系に寄ってはいるけど、むs…信仰の範囲には収まってるはず脳が痒い!
ふーー
なんだったか、そうそう、監視の目だ。最近良く我が家にクソ親父の兄貴の子、つまり従兄弟がつまみ食…子守りに来る。ネロとユリアの兄妹だ。アイツらは俺のママンからしょっちゅう物品を巻き上げ、俺を檻へ監禁する。そして気が向いた時に尋問をしてくる。シャバを知りたくて奮起(文字通り)している俺を連れ戻す不埒な輩どもだ。
後で知った話だけど、ここで少し家族について説明すると、我が家はママンの財産なのである。ママンの兄は何年か前の徴兵で志願して亡くなったよう。そんでママンは一人子に。継ぐ家のない三男の親父は入婿でこの家に入ったという訳。
母方の祖父母は俺の誕生少し前に他界している模様。なので、クソ親父は俺が気に入らないとしても、ママンとの間に完全無欠な自分の子が欲しい現状なのだ。万が一の場合、その子が居ないとママンの遠い親戚がしゃしゃり出て来る可能性があるからだ。それか、財産が俺に渡る事になる。というわけで、ママンは今大事な大事な妊婦さんとして、保護されている。子守りは実家に応援要請中というわけだ。
そして伯父さんの嫁さんのベラさんもちょいちょい来る様になった。ご馳走様ですゲフーー。推せる!
「アルスの頭へんなのー」
「アルスちゃん耳がへん」
従兄弟のメスガキとショタが身体的特徴で弄ってきます。ヘイトすp…イテコマスゾガキドモ‼︎あぁ、また神様に信仰された!信仰されたのに暴言が浮かんできた!つまりは暴力!暴力で解決をしろとお命じですね!分りました、我が神よ‼︎
「うあぁーーー!」
子供パンチ(両手ブンブン)の為に一生懸命立ち上がると、ママンと伯母さんに拍手されて、感激されて、抱っこされた。げせん




