そうだからと言ってもな、夢をじかくしていれば分かるといえない。
婚約者5名と、弟妹弟たちに好かれる。
絶世の美女(まだ10歳)ユウキ姫は…どんな人生を送るのでしょう?
暗闇が暗闇を呼ぶ…。
なんだか病気を患っているかのような表現だが…これ以外の表現があるだろうか?
真っ暗なのに更に真っ暗になっていることが、何故か分かる。
なんでわかるのかもわからんがそうとしか言えない。
だからこそだろうか?
その暗闇が暗闇を呼んで…どんどん暗闇が深く濃く破裂しそうなぐらいに呑み込んでいく…。
どいう表現だ?
しかし、それが妥当だと思えるだろう。
何故ならば…そう感じている。
だから、そう感じるしかない。
説明になっていないが…そう説明しているからそれで納得できる。
同じ立場になれば…それが良く分かるだろう。
なんでも簡潔に説明、なんでも深く説明、なんでも分かりやすく説明。
誰しもがそれが出来れば苦労は無いし…そうだったらどんなに楽だろうか?
分かるだろ?
説明が得意な人ほど…説明が得意になる方法が分からない………、出来ない人の感覚が分からないと言うだろ?
そう、俺は分からない。うまくできる方法が分からない。
だから、できるなりにそれを説明するしかない。
思ったその通りを伝える。
それで伝わらないならそれは、俺が悪いし…そして俺は悪くない。
今できる。
今知っている。
今ならではの最善を尽くしているからだ。
だったら、誰も文句は言えないだろ?
んだが、文句を言いたいのは分かる。
どうしてそうなっているのか?
どうしてそうなったのか?
原因は何なのか?
疑問があるだろう。
俺もある。
でもさ、説明しようにも…その説明する言葉が無ければ、説明のしようが無いのだ。
つまりだ!
今分かる。
今できる。
今の現状を感じたままに伝える。
それでいいではないか?
って、俺は誰に向かって説明ぽい事をしているのだ?
いや、自分を納得させるためにも必要な事だろう。
状況を理解するためにも…これは必要な思考だ。
「…」(…)
この暗闇の暗闇は…意識があるみたいだ。
何故そう思ったのか…。
それは、なんとなく聲が聴こえたからで…。
ん?
聲が聴こえた?
おかしい…ごくごく普通のサラリーマンにそんな能力は無い…。
貴族でもなければ…。
ま、まさか…。
みずらかの体を手で確認すれば…。
この感触…!
この柔らかさ…!
そして、有るべきものが…無い!!
つまりは、夢の中で夢を見ているのか!?
…俺はずいぶんと器用になったモノだな………。
じゃない!
ということは…これは夢の中の夢か!ややこしいな!!
でも、これが夢と分かれば起きればいい!
…。
……。
………。
……。
…。
痛みも…、大声も…、大胆な行動も…。
まったく目が覚める気がしない………。
なんでだ?
そして、俺は裸である事に気が付いた。
しかし、暗いので見えない。
暗いが、柔らかいものは手で見えている。
どいうことだ?
そいうことだ!
で、どうする?
この状況は…。
ん?
なんかわかるぞ?
んん??
こ、これは…。
・
・・
・・・
・・
・
真実!!
…。
…。
…。
なんの?
っく、変なところで起きたから…き、記憶が………。
だが…すごく大切な夢だったような気がする。
気がするという事だけでも重要だな…。
この体になってから…なんとなくだが、気がするという感覚はものすごく大事だと感じる。
何故ならば…結構な確率で、危険から回避していたような気がするからだ。
例えば…誘拐。
厳重に守られている敷地内でも企てる者がいると言う事だ…だが、それはすぐに見つかり危害は出なかったが…俺はその近くでUターンをして、少しあったであろう危害から避けられている。
他にも、ちょっとしたケガや事故を回避している。
御姫様の夢の中では直感が冴えわたっている
というか…誘拐されそうになって、戦争とか起きないのか?
起きないな…この程度の誘拐あっても、即解決だろうな…。
ま、貴族の誘拐があっても…魔法と超能力があればなんてことは無い…時間操作も出来ると言う話だからな………。
小さな小競り合い…おやつの取り合いぐらいしか、今の時代は起きない。
というのはそいうことだ。
あっても無い事になる。
しかも、誘拐がおきるのも今や七年に一度あるかないかぐらいだ。
「おはようございます…」(きょうもうなされてましたね…)
おふぁようほざいます。
これは、ふざけているわけでは無い。
素晴らしきメイサさんの胸に顔をうずめている結果…朝の挨拶が籠った声で聞こえているのだ。
顔を左右に動かせば、それはそれは心地良い女性の大胸筋に宿りし柔らかさ…おっぱいが頬をやさしくやさしく幸せにする。
一見すればメイドの胸に甘える姫の図だが…俺は男なので、真実は残酷だ………。
が、分かるだろう?
イイ女の胸に顔を埋めるのは…男の憧れの一つと理解してもらえるだろう。
この柔らかさ…不快な声も顔もせず受け入れてくれる母性…。
正直…たまらない………。
ずっとこうしていたいが、そろそろやめないと弟妹弟たちに見られてしまう。
いや、見られても弟妹弟たちは別に軽蔑されたりはしない。
だが…俺がやらないといけなくなる。
10歳になれば…じゃっかん?多少?いや、膨らむはずはない場所なのだが………。
俺の大胸筋に柔らかな果実が実ろうとしていく感じがする。
はしたない表現だが、そう感じてしまう。
で、まだ実ってないのに俺に甘えるのだ弟妹弟たちは…。
そう、けっこうグリグリしてくるのだ…。
そこで、分泌されてはいけないホルモンが分泌されているような気がして、男としてどうなのだろうと考えなくてはならなくなるので…それは、いいが…いや、良くないから回避したいのだ。
「キラアさま、ロコスさま、ウビサさまがお待ちしておりますよ」(そろそろ…)
いかん!
がばっと起き上がり…すぐさまベッドから降りる。
バタン!と、勢いよく入場してくるものがいる…もちろん弟妹弟たちだ。
こちらを見る。俺も見る。
メイサさんがベッドの横に立っている。
セーフ…。
「「おねえさま、おはようございます!」」((あまえたい))
「ねーね、おはよー」(あまえたい)
ぐっ…。
しかし、この子らは幼子…。
しょうがない男の胸でよければ甘えるがいい!!
ぐぅふぅうううううううううううううううううううう!!!!
「「おねえさま大好き!!」」((好き好きスキスキ!!))
「ねーね。だぁーいすき!!」(しゅきしゅきー!!)
おおぅ…。
それはそれは良かったな…。
くっ…、幼子のおねだりは………強烈だな…。
なんというか、やらなければならないといか…。
使命感が湧くと言うか…。
これは、本能に基づく何かだろう。
そうでなければ…こんなにもあっさりと心変わりするはずがない………。
だってそうだろう?
俺にだって貫き通したいものはある。
それが、俺自身を作り上げている。
そうほいほい変えてしまえば…信用が落ちるだろう?
信用は大事だ…。
何よりも大事だ…。
いや、命の次位に大事か…。
いろいろと混乱しているな…。
いや、この弟妹弟たちのグリグリ甘えを受けつつ…頭をなでなでしなければならない状況で………。
正しい判断をすぐに出来るのは至難の業だと思う。
それにしても…かわいいな………。
これが、幼子の標準装備か…。
などと分析してみるが…。
一応俺も出来る事には出来るんだよな…見た目だけで言えば…。
「朝食が冷めますよ…」(今ですね…)
そうだな…。
メイサさんのタイミングはバッチリだ…。
短くてもダメ、長すぎてもダメ…この絶妙なタイミングで切り上げる。
これも、メイドの奥義なのだろうか?とか思ったりする。
で、朝食をとり…婚約者たちとの時間を過ごさねば………。
すっごい!思うがままの文章を読み読み…。
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