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鳥獣戯詩  作者: 妻戸裕次


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第47話「陽炎のコント ― 儚さ二層式」

陽炎(かげろう)ゆらゆら

ゆらゆら ゆらゆら


何が見える?


……ん?


何にも見えない!!


さっきまであった景色も

走者一掃の二塁打みたいに

一瞬でスライディング消滅。


ああ、儚(はかな)さまで

ホームベースに帰ってきた。


走者一掃で、儚さも一層!!

なんのこっちゃ(笑)


蜻蛉(かげろう)ふわふわ

ふわふわ ふわふわ


とけそう

とけそうで


どこへ

どこへいく?


紙みたいに

ぺらぺら飛んでいく。


儚さ、まさかの

二層式。


ガタガタ回る

洗濯機か!!


景色はゆがんで

存在感うすうす。


まるで透明感のプロ。


……コンドームか!!


みんな みんな

儚いね

儚いね。


世界って

意外と軽い。


あれ?

裸足?


靴を

履かないね

儚いね。


陽炎の中で

蜻蛉がふわり。


ゆらゆら

ふわふわ


そして結論。


儚さ、

ちょっと多すぎ!!

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