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鳥獣戯詩  作者: 妻戸裕次


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第40話『老害か、ローハイか。――人生、バージョンアップ中』

ローガイ ローガイ ロ~ガイド♪……って、歌うてる場合かいな!


「ローガイちゃうやろ、ローハイドの歌やろ!!」とツッコむ声も若々しい。


「老害や!!」


ズバッと刺さる、その一言。

――って、自分の歌かい(笑)


せやけどな、歳を重ねたらアカンのとちゃう。アップデートせなアカンのや。


「誰とデートするって?」


ちゃうちゃう、それデートやない。時代と“同期”する話や。


人は歳とる。ほっといたら、心のアプリも動きが重うなる。時代に合わん不具合も出てくる。


せやからな、スマホみたいに更新せなアカンねん。人生も、ピコン♪と通知が鳴るうちに。


「歩きスマホは確かにアカン!」


それはその通り。けど言いたいんはそこやない。


「何言うてんねん?」


スマホの“行進”ちゃう。

歩く“行進”でもない。


「無線連絡?」

それは交信や!


更新や!!

古い内容や状態を、新しい風に入れ替えることや!!


「なんや、バージョンアップかいな!」


……知ってるんやないかい!怒るでしかし。


せやけどな、老いることは止められへん。せやけど、止まるかどうかは自分次第。


ローガイやのうて、

“ローハイ”でいこやないか。

人生、いつでも最新版で。

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