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コルデー回想26
見習いだったわたしは、コロデーは何人で作られているのか知らない。人と組むことが稀だからだ。
「本拠地は事故と見せかけて終わったね。あっちが頭だから良い点数になる。残念だったね。その代わり始末が大変だから、田舎組のが気楽か。突き落として以降、小蝿がうるさいから、パパ役と一緒に片っ端から潰していたら、まぁ、湧いてくること、湧いてくること。ここまでの道中に程よい谷底がいくつかあったから、始末する場所も豊富で喜ばれたよ。」
「明日からどうするの?」
「用意された里親のところに一度は行く。コルデーの痕跡を消したいからその後はまだわからない。その都度、呼び出されたらたまらないよ。あんた、最年長のコルデーでしかも粗悪品なんだから、今日は幸運としても今後かなりしっかりしないとね。」
さよならも言わずにひとりで歩いて去る。シャルロットは3歳年下で世間では小学生6年生だ。引退する子は小学生が、ほぼだ。
ぐるりと見回す。
「そんなに下品な仕事だった?」
独り言を発する。
初仕事だし分からなくて当然。学校も通えず、今後仕事だけだ。早く年季を明けさせないとどんどん世の中から遠ざかる。
わたしも集合場所に戻らなくては。




