第50話 最後の猶予
中国政府が核融合炉二基の返還を拒否してから三日が経った。
日本政府の対応を待つように、世界の主要な報道機関は連日この問題を取り上げていた。中国側は日本の公開した保護履歴について検証手続きの不透明さを指摘し、日本側は協定に基づく返還義務を主張している。双方の声明はすでに出そろっており、いまさら同じ言葉を重ねたところで事態が動く見込みは薄かった。
首相官邸の会議室では、外務省と経済産業省の担当者が提出した資料を前に、高瀬隆一首相が腕を組んでいた。
机の中央に置かれた資料には、中国側から届いた最新の回答が添えられている。正式な返還拒否の表明以降、外交ルートを通じて協議の余地を探ってきたものの、中国政府の姿勢に変化は見られなかった。
「つまり、返還に応じる意思はないということか」
高瀬の問いに、三浦誠司官房長官が頷いた。
「少なくとも現段階では。中国側は協定違反そのものを認めておらず、返還要求を不当な政治的圧力と位置づけています。非公式の接触でも、二基を国内に留め置くという方針は変わっていません」
「こちらが要求を取り下げれば、今後はどうなる」
「協定の実効性が失われます。他国との関係にも影響するでしょう」
高瀬は答えを聞いても表情を変えなかった。それはすでに承知していることであり、いま確認したかったのは、ほかに取り得る選択肢が残っているかどうかだった。
日本が海外へ提供した超小型核融合炉には、通常の発電設備とは異なる条件が付されている。運用場所と用途を登録し、軍事利用を禁じ、重大な違反があれば供給国による是正要求や返還措置に従うこと。その条件を受け入れた国に限って、装置を引き渡していた。
中国で起きたことを曖昧にしたまま設備の保有を認めれば、ほかの国に対して同じ条件を守るよう求める根拠が弱くなる。
だが、原則を守るための措置が、別の危険を生み出してはならない。
「電力への影響はどう見ている」
高瀬が資料をめくると、経済産業省の担当者が前に出た。
「中国へ輸出した二基のうち、第一炉は保護機能が作動したまま停止しています。第二炉は登録済みの民生施設にありますが、正式な商用運転には至っていません。現時点で、二基を停止状態に置くことによる直接的な供給減少は限定的です」
「限定的、か」
「ただし、第一炉が供給していた電力の代替運用は続いています。第二炉についても、今後の供給計画に組み込まれている可能性があります。中国側がどの程度の予備力を確保しているか、こちらでは全容を把握できません」
担当者は続けて、送電系統の概要を示した。
第一炉の停止後、中国は既存の発電設備から電力を振り替えていた。現地調査時点では広域停電も起きておらず、病院や水道施設への供給に重大な支障が出たという報告もない。しかし、代替設備の余力や地域ごとの電力配分について、日本側が独自に確認できる情報には限界があった。
「第二炉がまだ動いていないなら、いまのうちに返還させるのが最も安全です」
白石理沙が発言した。
「第一炉も、復旧を前提に電力計画を組み直される前のほうが影響を抑えられます。時間を与えれば与えるほど、中国側が二基を返還しにくくなる可能性もあります」
「では、すぐ停止を命じるべきだと?」
三浦の問いに、白石は首を横に振った。
「いいえ。装置が現に発電しているかどうかと、その装置を失う準備ができているかどうかは別問題です。第一炉の代替電源が一時的な措置にすぎないなら、供給余力の少ない地域へ負担が集中するかもしれません。こちらからは、停止に先立って電力計画の確認と代替供給の確保を求めるべきです」
高瀬は机の上で指を組み直した。
「相手が協力しなかった場合は?」
「協力を拒んだ事実を記録したうえで、判断することになります。日本が把握できないからといって、影響がないと決めつけることはできません」
その言葉に、高瀬はしばらく考え込んだ。
日本が守ろうとしているのは、装置の所有権だけではない。危険な利用を許さず、提供した技術を民生のために使わせるという約束そのものだった。だからこそ、その約束を守る過程でも、民間人の暮らしを軽視するわけにはいかない。
「猶予を設けよう」
高瀬が顔を上げた。
「ただし、無期限ではない。中国に返還のための最終期限を示す。同時に、重要施設への電力供給を維持するための準備期間を確保する。こちらが求めるのは報復ではなく、協定に従った措置だと明確にする」
三浦が手元の資料へ視線を落とした。
「具体的な期限は、どの程度をお考えですか」
「専門家の見解を聞きたい」
白石は用意していた試算を開いた。
「第一炉はすでに停止しており、第二炉も商用運転前です。二基とも稼働中の場合とは事情が異なります。現地の既存電源を維持し、第二炉への依存を増やさないことを条件とすれば、二週間を最終的な準備期間とする案は考えられます。ただし、中国側の電力事情を完全に把握したうえでの数字ではありません」
「二週間……」
「十分だと保証できる期間ではありません。それでも、現状の供給体制を維持するための措置を取る時間にはなります。特に、病院や水道施設の非常用電源、送電切替の手順、代替発電設備の燃料確保については、期限内に確認を求めるべきです」
外務省の担当者が補足した。
「協定上の手続きを踏まえれば、返還期限と安全確保のための猶予を一体として通知することは可能です。中国側に異議や具体的な安全上の事情がある場合は、根拠資料を提出する機会も設けられます」
「では、二週間後を期限とする。期限までに返還手続きに着手し、二基の引き渡しに向けた日程を確定するよう要求する」
高瀬はそこで言葉を区切った。
「それまでの間、第二炉の新たな稼働を認めない。第一炉の復旧も認めない。必要な代替電源の準備と重要施設への供給確保を求める。期限が過ぎても返還に応じなければ、協定に基づく次の措置を判断する」
「正式な停止措置も、その選択肢に含まれますか」
「含む。ただし、今日は実施を決めない。期限までの状況を見て最終判断する」
会議室にいた全員が、その違いを理解していた。
すでに装置内部の保護機能によって停止している第一炉と、日本政府が協定に基づいて停止を命じることは、まったく別の出来事である。前者は軍事利用を防ぐために装置が自律的に作動した結果であり、後者は国家として責任を負う判断になる。
高瀬は資料を閉じた。
「最後に、医薬品について確認する。がん治療製剤の輸出はどうなっている」
「従来どおり継続しています。今回の核融合炉に関する措置とは切り離しています」
「それでいい。病気の人間まで交渉材料にする必要はない」
三浦はその発言を記録に残すよう担当者へ指示した。
その日の午後、日本政府は中国に対して正式な最終通告を送付した。
通告には、二基の核融合炉の返還に向けた手続きへ十四日以内に着手すること、装置の運用状態を変更しないこと、重要施設への電力供給を維持するための代替手段を確保することが明記された。また、中国側が安全上の懸念を申し立てる場合には、具体的な運用資料とともに提出するよう求めていた。
期限までに履行が確認できなければ、日本は協定に基づく追加措置を検討する。
その一文は、外交文書として慎重に整えられていた。だが、何が起こり得るかを理解している者にとっては、十分に重い意味を持っていた。
北京では、日本からの通告が届くよりも早く、その内容の一部が関係部門へ伝わっていた。
中国政府の会議室には、趙建国国家主席をはじめ、王志強副首相、軍関係者、エネルギー行政の担当者らが集められていた。
王は机上の文書を示しながら説明を続けた。
「日本側は十四日間の期限を設けています。返還手続きに応じない場合、追加措置を検討するとしていますが、具体的な方法は明示していません」
「脅迫だな」
劉振宇が吐き捨てるように言った。
「自国で製造した装置でもないくせに、他国の電力政策に口を出す。日本は技術供給国という立場を利用して、中国を従わせようとしている」
趙は劉を見た。
「装置を地下施設へ移したのは誰だ」
会議室の空気が変わった。
劉は一瞬だけ言葉を詰まらせたものの、すぐに姿勢を正した。
「安全保障上の評価を目的とした措置です。装置の分解や改造は行っておりません」
「私が聞いたのは、何をしたかではない。誰が命じたかだ」
劉は答えなかった。
趙はそれ以上追及せず、王へ向き直った。
「返還すれば、我々は協定違反を認めたことになる。日本の公開資料に問題があると主張してきた立場も崩れる」
「そのとおりです。しかし、返還を拒み続けた場合の影響も無視できません」
「電力の話か」
「電力だけではありません」
王は資料を一枚めくった。
「今回の問題によって、核融合炉を導入しようとしていた国内計画は停止しています。日本は新規の関連技術輸出も止めました。海外の企業や政府は、中国との技術協定がどの程度守られるのか注視しています」
趙は不快そうに眉を寄せた。
「海外の反応を気にして国家の主権を譲るわけにはいかん」
「承知しています。ただ、二基の装置を保有し続けることによって得られる利益と、そのために失うものは分けて考える必要があります」
劉が口を挟んだ。
「返還すれば、日本の要求が正しかったと認めることになります。ここで退けば、今後も同じことを繰り返されるでしょう」
「ならば、装置をどうするつもりだ」
趙の問いに、劉は即答できなかった。
第一炉はすでに停止している。第二炉も登録済みの民生施設で運用準備を進めていたが、今回の問題で計画は事実上凍結されていた。二基を国内に置き続けても、現状では期待した電力を得られない。
それでも、返還は政治的な敗北に見える。
その矛盾が、中国政府の判断を難しくしていた。
「技術部門から説明を聞こう」
趙の指示で、陳文博が会議室へ呼び入れられた。
陳は以前より疲れた顔をしていた。地下施設への移設に反対し、その後の虚偽報告にも署名しなかったことで、周囲からの視線は厳しくなっていたが、装置の運用状況を説明できる技術者として、なお会議に出席を求められていた。
「日本が示した十四日間という期間について、技術的にどう考える」
王が尋ねた。
「電力供給を維持するための準備期間としては、一定の意味があります。ただし、十分かどうかは地域ごとの系統運用に左右されます」
「第一炉は停止したままだ。問題はないのではないか」
劉の言葉に、陳は慎重に答えた。
「第一炉が停止してから、既存設備による代替供給が続いています。しかし、その運用が長期間維持できるかどうかは別の確認が必要です。燃料調達や定期整備の予定を変更している設備もあります」
「第二炉はどうだ」
「商用運転前です。現時点で第二炉からの電力を前提とした供給は行われていません。ただ、将来の運用計画には組み込まれていましたから、代替計画の見直しが必要です」
王は頷いた。
「病院や水道施設への影響は?」
「現段階で大規模な障害は確認されていません。重要施設には複数の供給経路や非常用電源を持つところもありますが、すべての施設が同じ条件ではありません。必要なのは、どの施設にどれだけの余裕があるかを調べることです」
「つまり、日本が期限を切ったことで危険が生じると言いたいのか」
劉が詰め寄った。
「いいえ。期限があるからこそ、準備を進める必要があると申し上げています」
陳は相手の顔を見て答えた。
「現に第一炉は動いていません。第二炉もまだ発電していない以上、今すぐ新たな電力が失われるわけではありません。ただし、二基が将来使えるという前提で組まれた計画は見直さなければなりません。返還するかどうかとは別に、それは必要な作業です」
趙は椅子の背にもたれた。
「日本の要求に応じるべきだと考えているのか」
陳は少し間を置いた。
「私は外交判断をする立場ではありません」
「技術者としての意見を聞いている」
「装置を運用できない状態で保有し続けても、電力問題は解決しません。そして、返還するにせよしないにせよ、一般市民への供給を守る準備は進めるべきです」
会議室に沈黙が落ちた。
陳の答えは、誰かを非難するものではなかった。だが、装置を手放さないことと、装置を役立てることが同じではないと指摘していた。
趙はしばらく考えたあと、王に指示した。
「日本には返還要求を受け入れないという立場を維持して回答しろ。ただし、電力の安全確保については各部門に準備を進めさせる。重要施設に影響が出るような事態は避けなければならん」
「承知しました」
「第二炉についても、現状の運用状態を維持させろ。余計な行動を起こすな」
劉は不満を隠さなかったが、国家主席の前で反論することはできなかった。
会議が終わると、王は廊下で陳を呼び止めた。
「君の説明は理解した。だが、十四日後に何が起こると思う」
「日本政府が何を選択するかは分かりません」
「技術的には?」
「協定には、重大な違反が是正されない場合の停止措置が定められています。日本側がその手続きを進める可能性はあるでしょう」
「装置は遠く離れた中国にある。日本が実際に停止させられると思うか」
陳は、少しだけ視線を下げた。
「第一炉は、日本が何かを操作する前に、自分で停止しました」
王の表情が硬くなった。
「その話はもう聞いている」
「でしたら、技術について私たちが理解している範囲は限られているということも、ご存じのはずです」
陳はそれ以上、言葉を足さなかった。
王も引き止めなかった。
日本の技術を疑いながら、その技術が持つ可能性に頼ろうとしている。そんな状況を、王自身も理解し始めていた。
翌日、日本政府は中国からの回答を受け取った。
返還要求には応じない。しかし、民生用電力の安定供給については国内で必要な措置を講じるという内容だった。具体的な供給計画や重要施設の予備電源に関する資料は添付されていない。
三浦はその文書を高瀬に報告した。
「返還拒否は維持しています。一方で、電力の準備については進めると回答してきました」
「詳細は?」
「示されていません」
「こちらが求めた資料は、もう一度要求してくれ。必要なら、機密性に配慮した提出方法も用意する」
高瀬は窓の外に目を向けた。
日本が知りたいのは、中国の発電設備のすべてではない。停止措置を取った場合に、病院や水道、住宅への電力供給が維持されるかどうかだった。
それを確かめるために必要な情報まで国家機密として拒まれれば、日本側は限られた材料で判断するしかなくなる。
「ボスにも現状を伝えておこう」
三浦が頷いた。
「最終通告の内容と、中国側の回答ですね」
「ああ。彼らには、我々がどのような手順を踏んでいるか知っておいてもらいたい」
高瀬は少し考えてから付け加えた。
「それと、紬さんには心配をかけているだろう。政府として、市民への影響を減らす努力を続けていることも伝えてほしい」
「承知しました」
連絡は、いつもの経路でボスへ送られた。
その夜、小鳥遊紬の家では、夕食を終えたボスがソファの上でくつろいでいた。
紬は隣に座り、テレビのニュースを眺めている。画面には日本と中国の国旗が並び、核融合炉を巡る対立について解説する文字が流れていた。
「……また、このニュースだ」
紬が小さく呟くと、ボスは画面へ顔を向けた。
「そりゃそうだろ。日本が期限を切ったんだからな」
「二週間だって」
「ああ」
「短くない?」
ボスはすぐには答えず、紬の膝へよじ登った。いつもなら当然のように抱き上げられるところだが、今日は紬がテレビから目を離さなかったため、自分から居場所を確保したらしい。
「長けりゃいいってもんでもねえぞ。第一炉はとっくに止まってるし、もう一台もまだ動かしてねえ。いつまでも返事を待ってたら、向こうが勝手に運転を始めるかもしれねえだろ」
「それは、そうだけど……」
「それに、日本は返せって言ってるんだ。今すぐ電気を全部止めるって話じゃねえ」
紬はボスの背中を撫でながら、ニュース画面に映る発電所の映像を見つめた。
「もし本当に止めることになったら、困る人がいるよね」
「いるかもしれねえな」
「病院とか……」
「だから準備しろって言ってんだろ。政府だって、その辺は考えてる」
そのとき、テーブルの上に淡い光が集まり、アイリスの姿が現れた。
「マスター、日本政府からの連絡内容を確認しました。今回の通告には、重要施設への電力供給を確保するための準備期間が含まれています」
「……ちゃんと、考えてくれてるんだね」
「はい。ただし、準備を実際に進めるのは中国側の行政機関と電力事業者です。日本政府が中国国内の送電網を直接管理できるわけではありません」
紬は少し考えてから尋ねた。
「アイリスなら、中国の電気が足りるか分かる?」
「公開されている設備情報と提供済みの運用資料から、おおまかな評価は可能です。しかし、現在の燃料備蓄や地域ごとの負荷、非常用電源の整備状況まで正確に把握するには、追加の情報が必要です」
「そっか……」
「推測だけで安全だと申し上げることはできません」
紬は頷いた。
万物創造を使えば、自分の目の前に電気を作る装置を生み出すこともできる。もっと大きな設備を作ることだって、おそらく難しくない。
けれど、遠い国のどこに電気が必要で、誰がどんな事情を抱えているのかは、能力があるだけでは分からない。
「……難しいね」
「お前が全部背負う必要はねえよ」
ボスが言った。
「でも、あの炉を作ったのは私だし……」
「作ったのはお前だ。だが、どう使うか約束したのは国同士だろ。勝手に軍の施設へ持っていった連中の分まで、お前が責任を感じることはねえ」
紬はボスの頭を見下ろした。
「ボス、今日はちゃんとしたこと言うね」
「今日はって何だ、今日はって」
「いつもは、もうちょっと……」
「おい。続き言ってみろ」
紬は答える代わりに、ボスを両腕で抱き上げた。
「……もふもふ」
「誤魔化すな!」
抗議するボスの声に、紬はようやく笑った。
アイリスも口元を緩めたが、すぐに表情を整えた。
「マスター。今回の問題について、一点だけお伝えしておきたいことがあります」
「なに?」
「日本政府は、最終期限が到来するまでは正式な停止措置を実施しない方針です。しかし、期限後も返還が拒否された場合には、追加措置の判断を避けられなくなる可能性があります」
紬は腕の中のボスを抱き直した。
「……そのときは、また相談してくれるかな」
「政府側には、必要に応じて連絡を取るよう伝えています」
「うん」
ボスは紬の腕の中から顔を上げた。
「お前が何でも決めるわけじゃねえ。けど、何か頼まれたら、そのときに俺たちで考えりゃいい」
「……そうだね」
テレビでは、中国政府が日本の要求を拒否する姿勢を維持していると報じていた。その一方で、電力の安定供給を確保するための対策を進めるという声明も紹介されている。
紬には、その言葉がどこまで実現するのか分からなかった。
ただ、二週間という時間が、誰かを追い詰めるためではなく、困る人を少しでも減らすために使われてほしいと思った。
ボスは彼女の腕の中で体勢を変え、いつものように柔らかな羽毛を押しつけてきた。
「とりあえず、今日はもうニュース消せ。ずっと見てたって期限が早まるわけじゃねえ」
「……うん」
「それより、デザートは?」
「さっき食べたでしょ」
「魚はデザートに入らねえ」
「入ると思うけど……」
紬がリモコンを手に取ると、テレビの画面から国際情勢の文字が消えた。
遠く離れた国では、まだ返還を巡る駆け引きが続いている。それでも、今夜の紬には、腕の中で夕食の追加を要求する小さな相棒を抱きしめることしかできなかった。
そして、二週間の猶予は、すでに一日目を終えようとしていた。




