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何にするか

4年生に進級したといえ、勉強面に関しては相変わらずあらかじめ知っている内容でずっと復習をしている気持ちでいた杏菜あんなだった。


とはいえ、勉強は出来るけど態度の悪い子。

授業中に寝ていたり喋っていては他の授業を受けている子の邪魔になるし、他のクラスメイトからあの子調子に乗っていると後ろ指を刺されるのもイヤだし、先生からの心象もよくない。


顔がかわいい、勉強が出来れば何をしても許されるとは毛頭考えていないしそういう考えは嫌い。


相変わらずクラスメイトの子とは特定の子と仲良くするというよりは話しかけられたら喋る。グループワークがあれば喋るくらいの位置付けにいた。


そんなある日、外部授業として近くのスーパーの店員さんが杏菜あんなのクラスを訪れていた。内容は給食に出てくる食材や食品ロスに関しての講義、プラスアルファで新しい商品開発の案を考えて欲しいとの事だった。


1人の男の子が手を挙げてどうして小学生の自分達にと質問をした。


するとこう返ってきた。

「我々大人達だと固定概念に囚われたり、常に原価や利益等を考えるがあまりアイデアに根詰まりしてしまうから」


そう説明を受けた。杏菜あんなとしては、小学生の時にこんな外部授業やった記憶が全くないなと心の中で思っていた。


続けて杏菜あんなも手を挙げて聞いた。

「今日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございます。福山ふくやま杏菜あんなと申します。2点伺いたいのですが、まず1点目にそのアイデアと言うのは1人1つですか?それともグループに分かれて1つになりますか?2つ目に期限はいつまでになりますか?スグに考えてくださいと言われても出てこない人もいると思うのでその辺についてお答えいただけると幸いです」


淡々と質問をした杏菜あんなだったが、クラスメイトだけでなく担任に先生にスーパーの店員さんもが驚いた。思わず、福山ふくやまさん小学生なのにしっかりしているね。今スグ働いても活躍が出来そうだよと言われた。


しまった、質問する時に思わず15歳の認識で質問をしてしまったが今は9歳の杏菜あんなを生きている事を忘れていた。


そして、答えが返ってきた。

「1人1つアイデアを出してもらえると嬉しいけど、どうしても難しい場合はグループで1つでも大丈夫です。期限は1ヶ月で完了した人から名刺に書いてあるメールアドレスに送ってください」


そして名刺が1人1人に配られた。

杏菜あんなとしてはもう頭の中に何となくこんなメニューがいいのではというアイデアが浮かぶ。


家に帰るなり、ノートパソコンを立ち上げて写真と理由やなぜそれでなくてはならないかの理由をパワーポイントに書き込んだ。15歳の学力を持った杏菜あんななら余裕であった。


他のクラスメイトはどんな物を考えているのかと思いながらパワーポイントを作成していた。

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