プロローグ
頭からっぽで書いてみました。短期連載予定
ぼくは貴族の家に生まれた。
でも、父上が政争で負け、家は取り潰されてしまいました。
父上は自らの剣で喉を突き、自害されました。そして、母上もまた、父上の後を追い毒を飲み、自害されました。
ぼくだけが取り残されました。ぼくには、自分で死を選ぶ勇気などありませんでした。
だけど、死ねないのなら、どうすればいいのでしょうか?
生きるのには、お金がいります。でも、まだ子供のぼくにはどうすればいいかわかりません。
街を歩けば、同じような子供が居ました。
でも、ぼくは仲間に入れてはくれませんでした。
彼らが言いました。
「お前は、綺麗過ぎるんだ。だから、奴隷商のところに行け。誰かに捕まる前に、自分から奴隷商に行って保護して貰うんだ」
と、だから、ぼくは奴隷商の元に向かいました。
でも、遅かったのです。ぼくは、すでに悪い男の人達に目を付けられてしまっていました。
「へへ、見ろよ。こいつ、とんでもなく綺麗な顔をしてやがるぜ。肌も綺麗だ……男なのが惜しいが、まぁ、穴がありゃ関係ねぇ!」
「はは、ちげぇねぇ。それによ、こんな綺麗なの、女でも見たことないぜ。やらなきゃもったいねぇだろ、げへへ」
そういって、悪い男の人達は、ぼくの身体を押さえつけ、上着を破り捨て、そして……ぼくのズボンも剥ぎ取ってしまいました。
--ぼろーんっ……!
「!!?」
「な、なんだ、こりゃ……!?」
あぁ、ぼくの恥ずかしい場所が露わになってしまいました。羞恥の余り、ぼくはただ真っ赤になって俯き震えるしかありません。
「う、うそだろ……!? なんで、ガキにこんなものが!!?」
「あ、あああぁぁぁぁ……おれは、おれはには無理だ……アレが、おれのアレが完全に負けを認めちまった……このガキ……いや、この漢のモノに、完全に首を垂れちまった……」
「おれもだ……やべぇ、準備前でこんなサイズ……あ、ありえねぇ……。待て、自分のモノと比べるな! くっ、トラウマになる前にずらかるぞ!!」
急に、男の人達が震えだし、そして……奇声を上げて走り去って行ってしまいました。
なんだったのでしょうか? ともあれ、ぼくは助かったようです。
それから、ぼくは破れてしまった服で大切な部分だけをなんとか隠し、奴隷商の所へと急ぎました。
--ぶらーん、ぶらーん
今回は助かりましたが、次もまた助かるとは限りません。だから、急いで走りました。
--ぶんぶんぶん!
でも、全部を隠しきれなかったので、揺れてしまって走りずらいです。
「み、見てあの子……か、可愛い顔して、なんて、立派な……ま、まだあんなに小さいのに……ごくり」
「は、走る度に隠しきれていない部分が揺れてるわね……ハァハァ」
「摩耶、見て、あれ見て! ショタが、なんかすっごい可愛いショタがすんごいのぶら下げて走ってるよ!?」
「ど、どこよ早紀!! わ、ほんとだ……さ、さすが異世界……あぁ、駄目。鼻血が……」
なんだか、注目されています。女の人が、ぼくを凝視してきます。
怖い……。
早く、早く……そして、ぼくは教えられたお店に辿り付くことが出来ました。
「ど、どうしたんだい、ボウヤ!?」
突然駆け込んだぼくに、奴隷商の男の人が驚いていました。
「ぼ、ぼくを奴隷にして下さい。父上も母上も、もう居ません。家も、食べる物もありません。だから、ぼく奴隷にして下さい! ぼくを、助けて下さい!!」
こうして、ぼくは奴隷になりました。
「リック、朝だよ。起きなさい」
女の人の声がします。ぼくは、すぐに起き上がりました。奴隷は、起きろと言われたらすぐに起きなければいけません。
「おはようございます。アリーナさん」
女の人は、アリーナさんと云います。アリーナさんは、子供の奴隷の世話役をしている人です。
「おはよう、リック。さぁ、奴隷はまず最初にお風呂に入らなければならない。何時も言っている通りになさい」
アリーナさんは、そう言ってぼくの服を一枚一枚丁寧に脱がしていきます。そして、最後の一枚を剥ぎ取る時は、何時もすごい鼻息でぼくを威圧してきます。
「フーッフーッ……あ、あぁ何時もながら、なんて立派な……こ、こいつがおっきするようになったら、どんな化け物が誕生しちまうんだろうねぇ……しかも、まだ変身を残しているし……」
そういって、ぼくの恥ずかしい部分を凝視し、ぼくを辱めます。ぼくは奴隷なので、決して隠さずに、この辱めを我慢しなければいけません。どれだけ恥ずかしくとも、命じられない限りは隠してはならないのです。
「こんな綺麗な顔で、なんでこんな肌がもちもちすべすべなんだよ……ホクロの一つもないし……」
くっ、アリーナさんの手がぼくの肌を撫で上げます。くすぐったくて、本当はすぐにでも身を捩って逃げ出したい……父上の持つ書物にも、確かこのような拷問の話がありました。『くしゅぐり失禁調教』というタイトルだったと思います。そう、ぼくは今奴隷として調教されて居るのです。ですので、我慢するしかありません。奴隷でだからこそ、ぼくは衣食住を与えられているのですから……。
「さぁ、一緒にお風呂に行くよ……すみずみまで、しっかりと洗って上げるからね……じゅるり」
こうして、ぼくは商品としてピカピカに磨き上げられるのでした。
「さて、そろそろリックを売る準備をしなくてはな……」
ここは、奴隷商の執務室。書類を眺めていた奴隷商がそう言った。
「いや、まだ早いんじゃないかい? リックは、そりゃまぁ元から上品な立ち振る舞いが出来てたし、飲み込みもいいから家事もほとんど熟せる。顔も綺麗だし、色々と凄いモノが付いてるけど、まだ子供じゃないか」
一緒に仕事をしていたアリーナが、奴隷商の言葉にそう反応した。
「……まぁ、お前の趣味はこの際置いて置くとして、だ。どうにもリックは訳アリのようでな……上からお達しが来ているのだよ。リックを保護していた事に対して、報奨金も出ている。」
「報奨金って……ただ、飛び込んできたリックを保護しただけだろ? なんでまた……」
「恐らくだが、どこかの貴族家の子息であった可能性がある……いや、蛇が出て来ては洒落にならん。考えるのは止めて置こう」
「そうだね……にしても、売るといってもどこに売るのさ? あれだけの器量の子、並みの貴族では手を伸ばすことすら出来ない値段になるだろ? その上とやらが買い取るのかい?」
「いや、異世界からやって来た歴代最速でSSS級パーティーに成り上った連中が買い取るとの事だ……」
「そんな奴らが……まぁ、でもあの子はどこに行っても大切にされるだろうよ」
「そうだな……では準備を始めるぞ。まぁ、お前の事だ、どうせ隅々まで洗うのは毎日やってるだろうし、後は服くらいか……餞別に可愛い服を用意してやらねばな……」
そうして、リックが売られる事が決まったのだ……。
「あ、あの、これ……女の子の服、じゃないんですか?」
ぼくは奴隷商様に着せて頂いた服を見て、無礼を承知で訊ねました。
とてもいっぱい、ヒラヒラしたものが付いた服でした。リボンまで付いています。あ、下はスカートじゃなくて、ちゃんとズボンでした。
太ももくらいまでの長さで、ふわっと膨らんだいて、裾の部分にレースの飾りの付いた、不思議なズボンでした。
「心配ないよ、とても良く似合っている。さすが、男の娘だね。リック」
奴隷商様は、にっこりと笑って、ぼくを男の子だと言ってくれました。少し、発音が違ったような気がしましたが、奴隷商様が言うのですから、間違いがないのでしょう。今の庶民の方々の流行は、こういう服装なのでしょうか?
「本当に、良く似合ってるよ、リック。これなら、これからくるご主人様達もきっと喜んでくれるよ……っく」
アリーナさんが、そう言って急に顔を押さえて俯いてしましました。寂しがってくれているのでしょうか? アリーナさんはとても厳しい人でしたが、それでもぼくに良くしてくれました。ぼくも、別れるのは寂しいです。
(は、鼻血が……リック、可愛すぎるだろうか……あんな可愛いのに、あんな狂暴なパオーンが……想像したら、あぁ、止まらない!)
「……やれやれ。リック、これから来るご主人様達は、とてもいい人達だ。私が保証しよう……だが、リック。お前は自分が奴隷であることを忘れてはいけないよ? ご主人様達も、お前を奴隷として扱う。どれほど優しくとも、それは変わらない。主人と奴隷であるという立場は絶対なんだ……だから、それだけは忘れないように、頑張ってご奉仕するんだよ?」
「はい!」
奴隷商様は、ぼくの肩に手を置き、ぼくの目をまっすぐに見詰めながら、そう仰いました。そうです、ぼくは奴隷なのです。それを忘れてしまっては、またご飯が食べられなくなってしまいます。だから、ぼくは頑張ります。頑張って、ご奉仕をするのです!!
その時でした。ガラガラと、馬車の車輪の音が聞こえました。
「どうやら到着されたようだな……ほら、リック。前に立ちなさい。ご挨拶の仕方は、覚えているかい?」
「はい!」
ぼくは、服の裾を指先で摘み、大きく横に広げ、その場で礼をしました。
「あ、ああぁぁぁぁっ、尊い……なんて、尊い……」(パタリ)
「ふふ、見事なカーテシーです。あんなに可愛いのに、男の子……しかも、下は……」(パタリ)
「奴隷商さん、グッジョブです! あぁ、次はわたしが選んであげるからね! あんな服やこんな服、いっぱい着せて、い、いっぱい脱がせて……脱がせたら、あれが……はぅ」(パタリ)
何故か、皆さん倒れてしまったようで、ぼくは奴隷商様と困った顔をして、立ち尽くしてしまいました。
これが、ぼくとご主人様達との出会いでした。
このお話は、ご主人様達に買われてぼくが、ご主人様達のお役に立てずに、お仕置きばかりをされて、辱められてしまう物語なのです。
少し、あれこれと考えて疲れましたので、頭からっぽでとにかくテンションで書いていけそうな話を作ってみました!
書き始めて、まだひと月程度の素人作品です。優しい目で見てやって下さい。




