あとがき:王妃の執務室をこっそり覗いてみましたけど……
王妃がまだ何か楽しそうにしていたので、
ちょっと気になって、こっそり覗いてみることにしました…
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(王妃の執務室。鳩たちがせっせと書類を運んでいる)
王:「……王妃よ、もうこの国は平和になったのではないか?」
王妃:「えぇ、だからこそ“次の催し”の準備をしておりますの」
王:「また何か企んでいるのか?」
王妃:「うふふふふ。陛下、“企み”ではなく“娯楽”ですわ♡」
鳩:クル〜(記録:王妃、また何か始めるらしい)
***
王:「……ところで王妃よ、鳩たちが“BLタグが付いていない”と騒いでいたが、あれは何の話だ?」
王妃:「あら陛下、“BLタグが付いていない”ということは……お分かりですわよね?」
王:「……いや、わからん」
王妃:「あら、分からないままでよろしいのですわ。うふふふふ。」
鳩:クル〜(記録:王、情報統制により保護された)
***
王妃:「そういえば、魔王殿下。今日はお静かですわね?」
王:「……確かに。どうしたのだ?」
魔王:「余はただ、静かに茶を飲んでおるだけだ」
王妃:「あら、勇者さんに——殿下の“最大の秘密”、まだお話ししてないのでして?」
魔王:「なっ……!? なぜそれを知っている!」
勇者:「え!? なに!? 秘密って何!?」
王妃:「まぁまぁ、いずれ分かりますわ♡」
魔王:「……では、余も王妃の秘密を話してもよかろうか?」
王妃:「あら、“私に秘密ですって”? うふふふふふ。」
鳩:クル〜(記録:魔王、軽率に死亡フラグを立てる)
王:「ま、待て! お前たち、ここは執務室だぞ!?」
勇者:「いや、だから場所の問題じゃないんですよ!」
鳩:クル〜(記録:国家の機密、危うく全開示)
***
王妃:「……それにしても、こそっと覗いているそこのあなた。
もちろん、“タグ”の意味くらいはお分かりですわよね?」
鳩:クル〜(記録:覗き、そして巻き込まれ)
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どうやら、覗きもタグの話もバレていたようです。
王妃の気配察知能力、いよいよ限界突破してません?
そして——
あの“秘密”が何だったのか、王妃はきっと全部知っているのでしょう。
今日もこの国は、王妃の掌の上にあるようです。
……作者が、再び王国に戻ってくる勇気を出すのは——
もう少し先のことかもしれません……。




