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ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
聖王国編 第四部 隠れ里
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01話 原因

 翌日カナメたちは出発の準備を行っていた。


 またノボルには【クロー】【ファングナックル】【レザーアーマー】が支給され


 ミコトには【鋼の短剣】が支給された。


 移動手段として【バトルホース】2頭引きの馬車が3台用意され隠れ里へと向かうこととなる。


 そして新たにカナメの部下として加わった騎士


 天人族では珍しい筋肉質な大男、ウインガー・ボルト


 天人族らしい金髪のすらっとしたイケメン、フェザス・グリーク


 並びにその部下10名、西の砦からカナメと共に戦ってきた者たちである。


 馬車はカナメたちが乗る馬車を中心に前方をウインガー隊、後方をフェザス隊の馬車が挟む形で進んでいた。


 馬車の窓からは砂漠の砂が時折舞う殺風景な場所ではあったが、道はある程度舗装され踏み固められていたために砂に車輪を取られることなく走ることが出来ていた。



「これから向かう隠れ里?はどういった地形の場所にあるんだい?」



 カナメの言葉にレミエルが



「カナメさま、里は山裾にあるオアシスの町です。そして町の北側にダンジョン【鉱石の迷宮】が有ります。」



「鉱石の迷宮ってことは色んな鉱石が取れるのか?」



 コウの問いにレミエルは頷き



「はい。・・・と言ってもつるはしなどで掘るのではなくて【ゴーレム】系の魔物が居るのですわ。」



「あ~なるほどね。倒すと何らかの鉱石が取れるのね。」



 ミコトの言葉にレミエルが補足する



「はい。ただし、1階層は【ウッド・ゴーレム】、2階層は【ロック・ゴーレム】ですから木と石しか取れないですね。」



「でも魔力を帯びた木と石でしょレミ?」



 レイカがレミエルに尋ねるとレミエルは微笑み



「ええ、そうです。家など建てる時の建築資材に良く使われています。」



「でもそんな場所でオークが繁殖できるのか?」



 カナメの言葉にカナメの膝の上に乗っていたコクテイが顔を上げ



「カナメさま、それでしたらオークたちはダンジョンの瘴気や魔力をエサにしていると思います。」



「そうよ。私たち魔物はそれさえあれば生きていけますわ!」



 更にハクオウも顔を上げ言葉をつけたす。



「それは【食べる】だろ? 繁殖・・・つまり増やすにはどうしているのかと思ってさ。」



 すると先ほどの言葉を言い直すようにコクテイが



「ん~考えられるとすればダンジョンのコアを操作して、オークを発生させるようにすれば出来ないこともないけど・・・【神狼の迷宮】のコアはお父様だし、ゴブリンどもはどうやって増えたかとなりますよね・・・」



 するとハクオウが



「あら、コクはバカね。それなら魔法陣が迷宮を出た先に描かれていましたわよ。きっと迷宮の魔力を利用した召喚陣じゃないかしら?」



 その言葉に皆の目が見開かれ驚くのであった。

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