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ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
騎士王国編 第二部 聖槍ライオネル
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15話 救援02

 前方に青い炎が飛ぶのを確認したミコトは駆けだしながら右手に握るナイフへと魔力を流しそのナイフを地面へと突き立て



「【炎よ走れ】」



 ミコトの【唄】により突き刺さった場所から3本の青い炎が上がり、それぞれが駆ける【ファングドック】を追い焼き尽くす。



「一人で飛び出すな!」



 ミコトはノボルへと駆け寄り文句の声を上げる。



「ワリイなっ!」



 ノボルの右拳が【ファングドック】を捉えると青い炎を上げ【ファングドック】を焼く。



「ここは私に任せなさい! あんたは・・・」



 ミコトが言葉を言生きるより早くノボルは魔物の集団へと向かって行く。



「もう・・・まぁらしいっちゃらしいかっ!」



 左右のナイフがミコトの背後から襲おうとしていた【ファングドック】を切り裂き青く燃え上がった。



・・・・・・・・・・・・・・・



 追撃する魔物達の攻撃が緩んだころ、ようやく騎兵部隊が駆けつける。駆けつけた騎兵部隊も加わったことで次々と駆逐して行く。ようやく一息ついたと思ったころ【ガンドーク】方面からまるで落ちたのを知らせるかのように濛々と煙が上がった。



・・・・・・・・・・・・・・・



 燃え上がる領主の館を見ながら不気味にアードルフは笑い



「グヒヒヒヒ、これで1つ都市を落とした。まぁ勇者には逃げられたようだが・・・こざかしいですね。まさか替え玉に騙され、【ナイトメイツ】の魔王軍が敗れているなどと誰が予想できましょうか・・・」



「フッまさかこの都市に勇者が居ようとは・・・」



 アードルフの呟きに答えるかのようにしゃげったのは魔力の鎖で身体中を縛られていた、この地を納めていた指揮個体の【リッチ】であった。そんな【リッチ】をアードルフは見つめ



「グヒヒ、どうですか? この儂に使える気になりましたかな?」



「誰が使えるか! こんなことをした貴様は魔王軍の敵となったのだぞ?」



「グヒヒヒヒ、それがどうしたというのですか。魔王軍は弱肉強食と聞きます。儂の力は欲しても正面から挑んでくるわけなかろう?」



 【リッチ】はアードルフの言葉に疑問を抱く、まるで魔王様は自分の力を認めていると・・・そこで【リッチ】はあることに気が付く「魔王軍は弱肉強食」なぜ知っているのかと


 考え込んでいた【リッチ】の陰から寒気がする魔力を感じ振り向くと



「クックックッ、これだから人間は面白い。まぁ君には分からないかもしれないがねクックックッ」



 【リッチ】は、無邪気な子供とも思える声に冷や汗が流れるよな感覚に襲われる。

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