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タンバ国の巨大サボテン鉢生産計画

タンバ国が、アランの提案した巨大サボテン計画を、タンバ国科学技術院が、発表すると、中国政府が、無償生産援助すると言ってくれた。タンバ国は、詳細設計と実験を繰り返し、10000台をタンバ国各地に設置することになった。

今回のプロジェクトでは、砂漠の拡大防止を優先して、この巨大サボテンから水の回収を目指さないことにしている。この巨大サボテンの下部の植木鉢内に水を蓄えて、サボテン周辺の植物の水を供給することを目指すことにしている。

もし、この方法が成功すれば、中国は、自国の砂漠にも適応する権利をタンバ国から得る条件を得ていた。その代わり、タンバ国が、必要とする量の巨大サボテンを無料提供することになっている。


とりあえず、10000本でスタートだ。

成功するのだろうか。


この動向を見ていたナロハ国防大臣は、バージルを執務室に呼んだ。巨大サボテンの設置状況を聞いた。説明を聞き終えたナロハ国防大臣は、とっておきの紅茶を自ら入れて、バージルの前に置いた。

ナロハ国防大臣「バージル 巨大サボテンは、素晴らしいアイデアだ。ところで、100本に1本程度、インテリジェント巨大サボテンを作るのは、どうだろうか。天気、温度、風力、気圧、周辺の画像を収集できるインテリジェント巨大サボテンを、作成して設置すれば、タンバ国の気象観測やバッタの発生状況、作物の出来具合なども自動的に収集できる。ぜひ、君からロジャー大臣に提案して見てはどうかな。わしが、イギリスに留学して時には、イギリスは、全国の気象観測網を整備しており、天気予報の精度を向上させていたぞ。」

バージル「それは、良いアイデアですね。早速、ロジャー大臣に、提案して見ます。」

大臣「よろしく。それから、これは、君へのプレゼントだ、持って行きなさい。」

と、言って、コニャックを一瓶くれた。


巨大サボテンとは、おもしろいものを考える奴がいるもんだ。

巨大サボテンが、空気中から水を集めるとは、なかなか、面白いじゃないか。

これで、国土が、緑化できれば、すごいことだ。

しかも、インテリジェント巨大サボテンが、全国に整備されれば、国内の状況は、手にとるようにわかる。国家的、監視体制が、労せずに、できてしまう。



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