国連温暖化防止委員会が、砂漠緑化のために巨大サボテンを無償提供することにした。
灼熱と砂漠のタンバ国に、たくさんの巨大サボテンが設置される、タンバ国のなんだか、にぎやかになってきた。周辺国も、タンバ国に急にサボテンがふえたのを気にしていた。
この3m近い巨大サボテンは、ゴミダマ虫のように、日中、夜間の温度差を利用して、空気中から水分を取り出し、根元の植木鉢内部に蓄える。たしかに、1日に空気中からとりだせる水の量は、ちいさなコップ1杯程度だ。しかし、メンテナンスフリーで、365日少しずつ水を貯えるしくみは、それなり効果を上げ始めていた。この巨大サボテンの内部は、蓄熱性オイルで満たされており、夜間に、放熱と冷却をくり返して、周りの気象条件にしたがって、ゴミダマ虫効果を最大限あげるように調整されているので、うまくいくと一晩にコップ3杯程度の水を回収することも可能になっている。
植木鉢の底に蓄えられた水は、植木鉢周辺に水を供給するので、この巨大サボテンの周辺に植物が生え始めていた。植物が生え始めると、ヤギがやってきて、どんどん食べてしまうので、巨大サボテンの根元には、日中の日差しよけと、ヤギが根元まで、草をたべないように、冊が設けられるようになった。
無償提供をしてくれた中国も、自国の砂漠にも効果があると判断して、タンバ国のライセンスを活用して、大規模生産に着手した。中国に巨大サボテンは似合わないということで、3m程度の高さの幹の太い木のデザインに変更された。また、海外の輸出用には、その国にあわせたデザインで、提供することになった。
タンバ国には、生産ライセンスの見返りに、1億本までは、無償提供可能の契約が取り交わされた。
この巨大サボテンが、砂漠の緑化に効果がありそうだという噂さが、国連温暖化防止委員会にもひろがり、国連温暖化防止委員会が、補助金を設定して、砂漠の緑化防止を行う案が審議されはじめた。
すると、ハイッテイル社が、早速、巨大サボテン制御用小型内蔵コンピュータの提案を申し出てきた。
担当者の話では、30cm四方で厚さ10cmていどのもので、5年間は無給電で運用可能で、30cm四方の太陽電池が設置できれば、10年間は無給電で運用可能だという。もし、1km四方内に巨大サボテンがあれば、通信を行い互いにデータ転送が可能だという。24時間365日の気象データ、気圧、風向、周辺や上空の写真も記録できる。6ヶ月が内部保存するので、通信が故障した場合も、6ヶ月以内にデータをとりだせば、問題ない。
巨大サボテン1000台に1台程度の制御用巨大サボテンを設置すれば、ハイッテイル社が提供するクラウドシステムに情報を送り、自由に管理できる。
イスラエルの代表が、ハイッテイル社が、全世界の気象データを独り占めする可能性があり、それは危険だと、文句をつけてきた。
ハイッテイル社も、文句が出てくるのは、十分承知で、提供価格を出してきた。
注文1000台の場合、1台1000ドル
100万台の場合は、10ドル
1億台の場合は、1ドルで、提供します。
クラウド用管理サーバーを、100万ドルのところ、10年間無償提供をします。
そこで、クラウド管理サーバーをどこに国で管理するかが問題になった。巨大サボテンの生産は、現在、中国が行っているので、中国気象監視院に設置してはどうかと、イスラエルが言い出したので、単なる気象データなので、ロシアも、アメリカも特に、文句も出さないことにした。
国連温暖化防止委員会から、次のようなお知らせが出された。
国連温暖化防止委員会は、タンバ国から無償ライセンスを得た 巨大サボテンを希望する国に希望する量を設置します。この巨大サボテンは、半永久的に、空気中より1日コップ1杯の水を取り出し、巨大サボテンの周辺に少量の水を供給します。砂漠の緑化に効果が認められます。どのような環境にあってもメンテナンスフリーで対応可能です。
設置した周辺の気象データを取得することが可能なタイプも提供します。無人気象観測台の機能があります。気温、気圧、風力、空の様子などを、1時間毎に収集可能です。データは、当事国にも提供すると同時に、国連温暖化防止委員会にも送られ、地球の温暖化防止委員会で、分析するデータにも活用できます。
砂漠の緑化を検討している国がありましたら、国連温暖化防止委員会まで申し出てください。無償提供をします。デザインは、巨大サボテンのほか、樹木スタイル、パオバオ風、など、設置場所に合わせて変更することが可能です。
大きさ 高さ 4m(地上3m、地下1m)植木鉢の直径 1m 重さ 100kg
注文単位 最低 1000個+10個の気象観測装置付き
設置場所は、基本的に砂漠想定しています。植木鉢部分を砂に埋めないと緑化効果は期待できません。 国境として設置することも可能です。
砂漠の緑化に困っている国がありましたら、無償提供をしますので、ふるって申し出てください。




