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仮面を纏う日々
意識が戻ると、私は校長室の前にいた。PTA会長を引き受けるかどうかの分かれ道。前会長の期待の重みと、自分を認められたいという微かな名誉欲。私は承諾書にペンを走らせた。それが地獄の入り口だった。学年部の冷ややかな視線と、副会長たちの「地元同士の論理」による排除。私は、家族を幸せにするための「会長」という仮面を、自分の肌に縫い付けていた。
会長就任から夏祭りの総踊りや運動会、PTAバザー、
親子球技大会や奉仕作業やおやじの会兼任。他にも地区PTA活動に校長先生との打ち合わせや教頭とのアンケート内容相談、各部の活動補佐と定期役員・部会に参加。創立周年記念品をどうするか、学童や立哨の活動調整。最終が学校統合に伴う地域や統合される学校と調整に尽力することとなるのは、この頃の私は夢にも見ていなかった。
ただ、学校と子供達、保護者の架け橋でより良い学校生活をお届けしたかっただけ…。




