#2
お気楽に。
「んじゃー神さん、僕これで帰るんでー」
「お?おーおつかれさんじゃよーまたなんかあったら頼むからのー」
ぬぅ…聞き返す間もなく帰っていきおったんじゃが。
“電脳神”て…なんぞ?
というか、あやつもう“神”軽く超えちゃってるんじゃがの。
気になるのぅ…
仕方ない。
神使にちょいとみてきてもらうかの。
番号番号っと。
ジーコ。ジーコ。ジーコ…
ジリリーン。ジリリーン。ガチャ
『はい。ヤタガラスです』
「あーヤタっち?ちょっとあやつの部屋見に行ってほしいんじゃよ?」
『ドチラサマデ?』
えー。何故にカタコト?
「わしじゃよー」
『わしさんなんて存じ上げません。失礼します』
ガチャ。ツーツーツー
泣かないんじゃよ?
いそがしかったんじゃろ…オボエテオレ!!
仕方なし、わし自ら赴くとするかの。
まぁ、意識するだけなんじゃが。
だったら最初から自分でやれや!とかそんな眷属の言葉は聞こえないんじゃよ。わし神だから。偉いんじゃから!
ふむ。
あやつがお使いに出発した直後に戻しておいたから生活に変動はないはずじゃが。
お。なんぞやっておるのぅ…
「…無線LANってなんだ?この線みたいなやつかな…」
おしいのじゃ。無線なんじゃから線あったらあかんじゃろ…
いやいや。そうじゃない。
「く、説明書の説明書がないとこれ以上できん!」
あかんやつじゃ。これあかんやつじゃ!
「神よ!この難問を解く知恵を授けたまえ!」
えぇえええ?
YOUここで神頼っちゃうの…
『何しとるんじゃ…』
「お!神さんいいところに。インターネットをやりたいんだけどさーつなぎ方さっぱりで」
みてたけど。
『それはさすがに“神託”まではいらんじゃろ…』
というかじゃ。
『“電脳神”になりたいとか言ってたやつが、ネット接続できんとかイロイロだめじゃね?』
昨今の早熟な小学生なら低学年でもできるとおもうのじゃ。
「いやーわかんねーからさ。“電脳神”とかなったらズバッとこうインターネットやらできるんじゃないかと思ったんだけど」
けして…けして馬鹿ではないはずなんじゃが…
『そもそもネットに繋いで何をするきなんじゃよ?』
というか、一番気になっていたことじゃが。
『おぬしパソコンもスマホも持っておらんじゃろ?』
なぜかLANケーブルだけをもって自室の畳の上に鎮座するそやつを見るわしの目が痛ましいものになるのはしょうがないと思うのじゃ。
「え!これ頸の後ろの穴に差し込むとインターネットできるんじゃないの?」
『はいはい。あと五十年くらい待つとよいのじゃ。というかいろいろヤバイ発言はひかえるのじゃ』
しまった、やはり馬鹿かもしれん。
『おぬし頸の後ろに穴なぞあいとらんじゃろうに…だいたいその反対側はどこにつながるというんじゃ?』
「おかしいな…なんかこれでインターネットに繋がるって漫画で見た『アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』なんだよ、突然?」
『問題発言はやめよ!いえることはそれは今は無理ということだけじゃ!』
はーなんかかえりたくなってきたんじゃよ…
『はなしはもどるがそれで結局なにがしたいんじゃよ?』
「んーこれかな」
ポンと床に広げられたのは。
…ゲームの雑誌??
「僕ね、このオンラインゲームってやつがやりたいのよ」
『“電脳神”関係ないじゃろ!!!!』
まだ、ゲームが始まらない…




