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サクラのキセツ 陽  作者: 斎藤桜
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恐怖

「あれ、普通にニヤニヤ。でもお前、やっぱ泣いてんじゃないか。男がメソメソと、カッコ悪いな。何も泣くような出来事なかったのに、ホンット意味分かんない。心優しきこの私が直々に聞いてやるから、正直に答えろ。どうした、なぜ泣いているんだ?」

「咲希ちゃん、ゴメンね。本当に咲希ちゃんは優しくって、……うぅ。カッコ悪いよね、分かってる。分かってるんだけど、涙が出てきちゃうんだよ。理由……、そんなのきっとただの恐怖だよ。今更だけど、今更怖くなってきちゃって」

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