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サクラのキセツ 陽  作者: 斎藤桜
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大好きだから

「うわ~、温かくて気持ちいいね。本当にいいお湯、どうすればいいんだろ」

 体育座りで俯きながら、そう言う和輝の声は少し震えていた。そして咲希はそれに気付いた為、ゆっくりと和輝の後ろに回ったのであった。

「変態」

 そして一言そう呟くと、和輝のことを後ろから抱き締めようとする。しかし咲希にはそれが出来なくて、結局和輝とは反対側を向いて座るのであった。

 今の咲希では、和輝に寄り掛かって座る。これが限界だったのだ。

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