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ただの変態
恥ずかしそうに言う咲希を見た和輝は、凄く興奮して早口に喋り出す。照れ隠しに、早口で喋り出す。
「咲希ちゃん、本当に俺が優しいと思ってくれてるの? ありがとう、遂に二人で夜を……」
そうゆうことを言っていた方が、和輝は恥らわずに済んだのだ。そして和輝にそう言って貰っていた方が、咲希も恥らわずに済んだ。
「五月蝿いな、変態はちょっと黙れ。私は今、話しているのだ」
舌打ちとまでセットで、咲希は和輝に送ってあげた。それを和輝は嬉しそうに、ニヤニヤと受け止める。
「やっぱりノンには、ただの変態にしか見えませんよ。咲希様、本当にこのお方が救世主だと仰るのですか? もしや変態がうつったのでは」
野乃花にはどうしても、どうしても信じられなかった。和輝が救世主だなんて、信じることが出来なかった。信じたくなかった。




