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住所
そんな言い方をされても、野乃花にはさっぱり分からなかった。
「高校生? 何ですか、訳の分からないことばかり言ってないで下さいよ」
からかわれているように感じ、少し苛立っているような表情。しかしその場に咲希がいるので、一応程度に微笑んでいた。
「いや訳の分からないって、高校生だよ。俺はごく普通の高校生、三村和輝だよ」
野乃花と和輝は、二人で首を傾げていた。またここでも常識の違いにより、疑問が生じてしまったのだ。
「家や親はどこなんですか? てかそもそも、変態の身分って……」
これだけでは理解できないので、野乃花は和輝を質問攻めにする。
「家は茨城県の……」
順番に応えて行こうとする和輝を、冷たい表情で野乃花はやめさせた。質問に答えようとしただけなのに。しかし和輝にはそこまで嫌がる様子も見られない。
「住所なんていいです。別にノン、変態の家の場所は興味ないんで。しかし、歩いて来たのですか? それだと危険が付き纏うと思います。そんなにも変態していて辿り着けるでしょうか」




