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サクラのキセツ 陽  作者: 斎藤桜
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優しさ

「日良様、何者ですか? 化け猫はうちに必要ありません!」

 初対面なのだが、野乃花は完全に梓を敵対視していた。そしてそれを見た和輝は、ニヤリと笑った。変態そのもの、犯罪者紛いなレベルの表情であった。

「野乃花ちゃー」

「変態はもっと必要ありません、近づかないで下さい」

 抱き締めようとした和輝の股間を蹴り上げる。これ以上野乃花は和輝に何も言わせたくなかったから。

「これこれ野乃花、そういうことをするもんじゃありませんよ。和輝様のことも、きちんと城までご案内して下さい」

 悶えている和輝のことなど気にせず、日良はそんな野乃花を優しく叱る。そして柔らかく、優しく微笑んだ。

「はい、日良様の命令ならば……。変態、咲希様、こちらへ」

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