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出る杭は、打たれる運命よ
そのとき、日良の後ろから新たに少女が現れた。
「風呂くらい、深雪が入れてやろうか? にしししし」
深雪である。彼女は笑顔だった。しかし、決して笑えるような姿をしていない。体は汚れあちこちに擦り傷が出来、血が滲んでいる。服はボロボロになっている上、彼女は裸足なのであった。
和輝はその姿に少し興奮した。肌蹴た胸を覗き込もうともしていた。そこは変態だから仕方がないが、瞳は確かに心配そうであった。
「深雪? 本物か? 本物の深雪なのか?」
嬉しそうに、咲希は血塗れの少女に駆け寄って行く。それを見て、反対に深雪は笑顔を消した。”咲希の友達”ではなく”咲希に仕える忍び”としての表情に変わった。
「伝令に参りました。一葉殿の策により、玲奈殿が楓雅殿の軍と戦いを始めております。しかし一度引き返した楓雅殿も、罠に気が付き咲希様を追ってくるでしょう」




