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サクラのキセツ 陽  作者: 斎藤桜
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変態なんか

 この時の野乃花には分からなかった。

 どうして咲希はそこまでして、変態なんかを守りたいのか。

 確かに度胸があると言うことと、変わった奴だと言うことは認める。野乃花自身も、そう思っている。

 だが、わざわざ姫様がおぶっていく程なのか?

 そこまでの価値がある人間だとは、とても思えない。

 咲希はこのような変態を、信じ過ぎているんじゃないか?

 そんなことを思っていた。なぜなら野乃花は、咲希の本当の優しさを知らなかったから。和輝の本当の優しさを知らなかったから……。

 それともいかにも怪しいからこそ、配下に迎えたのだろうか。

 咲希なら、それくらいのことするだろう。

 面白い奴が好きで、咲希は頭が良い。どこのスパイかまで分かっているのに、悪戯目当てで招き入れたりしたらしいし。

 もしかしたら、和輝の正体も知っていてわざと?

 この頃の野乃花に、和輝を信じる事など、出来る筈もなかったのだ。

 そう、仕方のないことだった。


 だって野乃花は、本当に人を信じるということを知らなかったから。

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