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閑話:たんじょうびのできごと

リアル忙しくて更新低めですが頑張ります(;・∀・)

 きょうはボクのたんじょうびです。

 おとうさんはしごとだったけど、おかあさんは、あさからボクのためにおいわいのゴチソウをつくってくれています。

 だいすきなおばあちゃんは、そだてたお花をもってあさからおでかけしました。

 だけど、ゆうがたになってもおばあちゃんがまだかえってきません。


「お義母さん遅いわね」

「そうだな……今どき花を買う人なんて少ないからなぁ」

「あの子の為にって無理してないかしら? あ、もしかして発作を起こしているのかも!?」

「っ!? 俺が様子を見てくる!」


 おばあちゃんはおむねのびょうきをもっています。おくすりをのんだらダイジョウブですが、くるしそうなのでしんぱいです。

 おとうさんがまちへいこうとたちあがったとき―――


「ただいま〜。遅くなってしまってごめんなさいね」

「おふくろ! 心配したぞ!」

「お義母さんおかえりなさい」


 げんきなこえで「ただいま」といっておばあちゃんがかえってきました。


「おばあちゃんおかえり〜!」

「あらあら、ただいま」

「あれ? おばあちゃんいいにおいがする〜!」

「そうそう。お土産があるのよ」




 おばあちゃんがまちであったことをはなしながら、みんなでごはんをたべました。

 たんじょうびなので、いつもよりすこしゴチソウです!


「じゃあお義母さんはその花を持って帰ってきたのですか?」

「売り物を勝手に加工されたんだから買い取ってもらえばよかったのに」

「あらあら駄目よ。あの子達は私の恩人よ。それに見てみなさい、この花。長持ちするならまた今度売りに行けばいいわ」

「ねえねえおばあちゃん。さっきのおみやげってなーに?」


 ボクにはおとなのむずかしいおはなしより、おばあちゃんがもってかえってきた、いいにおいがするにもつのほうがきになるんだ!


「そうね〜確か”ケークサレ”って食べ物だと言っていたから食べましょうかね?」


 おかあさんがおさらをだして、おばあちゃんがそれをあけると、なかにはみたこともないパンみたいなものがはいっていました。


「これって焼き菓子!? りんごとチーズが入ってるわよ!!」

「これは豪華だなぁ!!」

「うわあい! おいしそー! おかあさんはやく! はやく!」

「はいはい、今切ってあげるから」

「まあまあ! こんな高価なものをくれて……かえって悪いことをしたわね」


 みんなでおばあちゃんがもらったという”ケークサレ”っていうおかしをたべます。


「うまぁぁぁぁぁい!」

「美味しぃぃぃぃぃ!」

「まあまあまあ! 柔らかいから私でも食べれるねえ。ありがたいねぇ」


 おとうさんも、おかあさんも、おばあちゃんもむちゅうでたべています。ボクもおいしくてホッペがおちそうです! みんなでおかわりをして、たべていたらあっというまになくなっちゃった。


「おいしかった! ボクいままでのたんじょうびでいちばんうれしい!」


 このひはボクのたんじょうび。とてもおいしいものをたべました。





 つぎのひに、きぞくのえらいひとがおばあちゃんのおはな(プリザーブドフラワーってやつ)をぜんぶかってくれました。おばあちゃんもおとうさんたちもおどろいていました! だってたくさんのきんかをおいていったんだよ!

 またべつのひに、ちがうきぞくのつかいってひとがやってきて、あのおはなをうってほしいとおねがいしてました。だけどおばあちゃんは、そのおはながどうやって”かこう”されたのかわかりません。


「おふくろ、これはその女の子達を探して聞くしかないぞ」

「そうですよお義母さん! 相手は貴族ですし下手に断ると何をされるか……」

「そうねえ。あのお嬢ちゃん達は兵士さんと顔見知りみたいだったから聞いてみるわ」

「俺も一緒に行くよ。お礼も言いたいし。ギルドにも相談しよう」


 こうしておばあちゃんは、おとうさんといっしょにまちへおでかけしました。

 それからはね―――


「忙しい! 忙しい! でも頑張るぞ!」

「アナタ〜! こっちの花の加工は終わったわよ」

「あらあら。お花の数に限りがあるから予約制にしたけど大変ねえ」


 みんな、おおいそがしです。

 ほかのおはなをそだてているひとといっしょに、きょうもおはなをふしぎなおみずにつけてます。みんなあたらしいしごとができて、いそがしいけどうれしいっていってる。

 ふしぎなおみずはボクのおとうさんでもつくれる、かんたんなものなんだって。

(おとうさんは、すこしだけ”れんきんじゅつ”ができるんだって!)

 あと、おばあちゃんがこっそりおしえてくれたけど、ふしぎなおみずのつくりかたをおしえてくれたのは、キレイなおねえさんと、あのコビットだって!

 スゴイやおばあちゃん! ボクもこんどまちへいってあってみたい! そしていいたい!




「ありがとう!」って!

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