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29.スライムは万能素材です!

少しずつですが評価をポチリして下さる方が!

ありがとうございますヾ(。>﹏<。)ノ゛✧*。!


『スライム培養! エンヤ〜コラ〜』

『スライム万能! エンヤコラッサッサ〜』


【空間農園】にてスライムの死骸を培養しているゴレムさん達をウィンドウで眺めているルティアです。


 スライムの死骸を培養って怖いわ!とお思いでしょう。しかしスライムは素晴らしい素材なのです!

 スライムといえば弱いというイメージは勿論ですが、この世界のスライムは進化して強いやつでもドロップ品はスライムゼリーオンリー。身体は討伐して暫くすると溶けてなくなるのですが(摩訶不思議だ)、すぐの場合は一部のスライム(アシッドとか酸の強いスライム)以外は瓶などに採取すると素材として使えるのです……が……


「クズ素材として扱われてるんだよね〜。スライムはドロップのゼリーも含めて超万能素材なのに!」


 この世界、スライムゼリーはクズ素材扱い。でもルゥたんの【万能鑑定】で視ると『ドロップ品のスライムゼリーは超万能素材です! 食用は勿論、美容品にも使えます! あとスライム自身の身体も様々な素材と合成すると特殊効果が見込まれます』と表示されたんだよね〜。試しに死境で狩ったブルースライム(Dランク)の身体とスライムゼリーを使ってみたところ、超防水加工の布が出来ました! すげースライム!

 この調子なら他のスライムもスゴイと見たルゥたんは畜産を試みたのですが……<畜産不可能>って出ました。ちくしょおおお! じゃあひたすら殺るかぁと思っていたら鑑定さんの表示をよく視れば<畜産不可能。……但し培養(死骸)は可能>って出てました。培養……ウイルスですかスライムっ!? 


 【空間農園】にいつの間にか出来ていた『ゴレムさんのアルケミーラボ』とやらでスライム培養してました。怖いよゴレムさん! プカプカと培養液に浸かるスライムの死骸……ちょっとホラーです……。

 因みにスライムゼリーは何故か農園の畑に植えたのか木に実ってました。何でやねん!?




 そういう訳で、リアたんに出会う前に作成済のスイーツのゼリーは勿論のこと、入浴剤とかシャンプーとかを作成したけど、他にも色々と出来そうなので作ってみようと作成してみたのですが……


「あぁ……まさかの美容化粧品……うーんどうしよ(笑)」


 鑑定で判明した美容品レシピをチョチョイのチョイと作成したら出来ちゃったよ。前世でそういったことは放置していた自分(女捨ててましたので(笑))には分からないけど、これ……女性が恐ろしくなる案件ですね! 封印だわ、封印!


「ルゥさん……また何やらかしたんですか?」

「うおっ! ビックリしたぁ!!」


 錬金術部屋で作業していたら……振り向くとリアたんがいたっ! いつの間に後ろに!?


「え、あの、その、大したことないです」

「嘘ですね……目が泳いでいます」

「ぐはぁぁぁ!」


 オゥノォォォ! バレてルーラ! ここは正直に話した方が身のためだね!


「あのね〜実は―――」





「―――という訳でごさ〜る」

「なるほど……で、こちらがその美容品なのですね」


 真剣な目で見つめるリアたん。あれ? いつもみたいにお説教が始まると思ったんだけどなぁ?


「これ……効果試しました?」

「え? いやまだですが……でも鑑定では『完成してます』って出たから多分大丈夫かなぁと……」

「いけませんね……」

「ほへ?」

「何かあるといけませんから私が試しに使ってみます」

「・・・・・・」

「どれをどのように使うのですか?」


 リアさんや……それ絶対自分が使いたいだけだよね!?


「キノセイデスヨ……キノセイ……」

「いやいや! 嘘だよね!? 声が裏返ってるし! 大体チミはピチピチだから気にしなくても……」

「お肌大事です!」

「ファッ!?」

「お手入れ大事! 美容大事です! 若さにかまけちゃ駄目、絶対!」


 スイーツ以外で真剣なリアたんを見た! ルティアは見た! ビックリです!


「じゃ、じゃあお願いしようかな……」

「はい! おまかせ下さい! 今日から早速試してみますね!」


 こうしてスキンケアの基礎や使用方法をリアたんへ教えてから洗顔石鹸や化粧水など一式を彼女へ渡したのでした。




 翌朝見たリアたんのお肌がいつもよりピチピチしておりました……異世界化粧品怖っ! 鑑定でも『リア様のお肌状況はハリと潤いが20%向上しております』だって。入浴剤もそうだったけど我ながらなんて恐ろしいものを作ってしまったのだろうか……。これ貴族とか関係なく女性陣が殺気立つね! 暫くは封印決定です!


「え……」

「ああっ! お家で使う分はあるから! リアたんの分はあるから! だからそんなに落ち込まないでぇぇ!」

「なら良いです♪」

「・・・・・・」


 地球だろうが異世界だろうがスイーツと美に関しては女性って怖いんだなぁと痛感した出来事でした。






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