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願い
何も聞きたくなんかなかったの
それ以上何も言わなくていいから
お願い
ただ、この夜にずっと居させて
あなたの背中を見つめていられたら
それだけでよかったのに
どれだけあなたを想っても
例え、どれだけあなたを愛したとしても
答えは見えなかったの
「愛してた」
その言葉は
「さよなら」
よりもずっとずっと深く私の胸に刺さって
出会いの時が選べなかったように
別れの時さえも選ぶことはできないの?
もう、あなたの姿なんか見たくもないの
姿を見たらもう一度愛してしまうから
ただお願い、この時を止めて
あなたを愛した時を永遠に忘れないように




