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20、この造形は失敗に終わった

この造形は失敗に終わった

終末を知らせるべき代弁者に言語障害があった

すでに棺は用意された

頭蓋を割られた飾り骸骨

その悪霊はあらゆるものを自由に殺すことを許された

空の澱みから降りてきた硬質の階段に喪服の行列が連なり主の訃報を告げる

すべての契約を管理する裁定者はその秩序のうちに滅亡の過程が終えることを望んだ

だれの産声か

球体が割れ、私生児が顔を出す

翼のない未熟児が見たものすべてに死を招く

死の器が増殖を始める

処刑台に並ぶ人間たちの行列

死体の泉

亡者の髪をとく

疫病患者を焼きながら

希薄な殺意の定理に従い、善人が踊る

悪霊たちの火葬場

首刈り人の忠誠をうけた少年がいった

この神は脆弱だ

負の臓物につながれた人間

七つの心臓をもつ怪物

異常出産が続く

首なしの胎動

胎児の反乱

嬰児の監獄

不愉快な生物と踊る

酷く顔がえぐられていた

何人も死骸から生まれ

不可解を追求した破壊の痕跡

隠蔽された真実が垣間見せる異常な予定調和

やがて世界は疲れ果ててしまった

世界が忘却を決定するとき

先人たちの何気ない憧憬の積み重ねが無関心な巨人によって打ち砕かれた

知恵あるものが造られ、先を争って死ぬ役割を与えられた

穴だらけの大地に死神たちは終焉を刻み

愚か者の祭壇

異形の僧たちに与えられた別名

逆さ吊りの悪魔たち

気づかれぬままに神性の交換が行われた

そして最後に残るのは愚かな人型の集団だ

すべての知恵あるものの系譜

公式を綴った聖典

意味のない物語の羅列

その足音に体を与え、

地下神の墓標に辿りつく

神の知識に接触する

すべての人間の墓場

空から光球が降りてきて丸い輪をつくる

空白の棺が開く

これは神々に忘れさられた形だ

命に帰る契約


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