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16、自分退治

 ジェイドは鎖鎌を武器に、さらわれたお姫さまを助ける旅に出た。

 旅仲間は、大剣使いのバルザックと、暗器使いのカタリナだった。

 ジェイドは姫さまのさらわれた塔へ乗りこんでみると、そこに待っていた男はジェイドそっくりだった。

「どういうことだ。貴様、何者だ」

「おれは未来のジェイドだ。ジェイド、お前は、姫さまを無事助け出し、姫さまと恋に落ちるのだ。そして、姫さまとこの塔で暮らすことになるのだから、別に、おれを退治する必要はないのだ」

「そうなのか。しかし、それでは、おれはこれからいったいどうしたらいいのだ。このまま、お城に帰っては、姫さまを助け出したことにはならないのじゃないのか」

「そんなことはない。未来のおれがすでに姫さまを助け出しているのだから、素直にお城に帰ればいいのだ」

「未来のおれは、いったいどうやって姫さまを助け出したのだ。そこのところがよくわからないのだが」

「未来のおれは過去のおれを倒し、姫さまを助け出したのだ。過去のおれこそが、姫さまをさらった張本人なのだからな」

「ならば、過去のおれとしては、姫さまをさらい、未来のおれに倒されなければならないではないのではないだろうか」

「ならば、おれに倒されるがいい」

 こうして、旅に出たジェイドは、塔にいたジェイドに倒されてしまい、姫さまは未来のジェイドと仲良く暮らすことにしました。

 この姫さまがサブリナである。めでたし、めでたし。


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