恩返し1
「え?!どうして?」
そこに立っていたのは、インターハイで県外にいるはずのバスケ部の仲間達だった。
「何でここにいるの?」
思わず聞いてしまった。しかし、仲間達から予想外の言葉をかけられた。の言葉が嬉しすぎて思わず嬉し泣きしてしまいそうになった。
「何言ってんだ?お前が今までチームを引っ張ってくれた分のお返しをこれから時間をかけてするためだ!」
仲間達の言葉が嬉しすぎて思わず嬉し泣きしてしまいそうになった。
ん?けど待てよ……、今日って何日だ?ん……? あっ!今日がこの日なら明日って!
「試合は?!、お前ら明日インターハイの試合だろ!?」
ここにいちゃ明日の試合には間に合わないんじゃ……。
「いや、大丈夫だ。今から光田先生の車と俺の親がレンタした車で高速乗っていくから」
てことは……
「俺のためにわざわざレンタまでして来てくれたのか?」
勘が悪い俺の疑問に哲也は、「当たり前じゃん、今までお前に支えてもらってばっかだったからよ」と真っ直ぐな笑顔で答えた。
俺はその言葉に「ありがとう」と言った。
するとキャプテンの阪田が「お願いなんだけど、明日の試合スマホで見てほしい」と真剣な眼差しを俺に向けて言った。
俺は迷うことなく「もちろん」と答えた。しかし少しやるせない気持ちになる。
バスケ部の仲間達が帰った後、再び込み上げてきた悔し涙を堪えることが出来ずに泣いてしまった。でも、同時に(勝って欲しい)という気持ちも溢れてきた。
「明日が楽しみだ」
両足より下をなくしてから前を向けなかったけど、少し前を向く気持ちが芽生えた気がした。




