8話 家賃が高そうな城にアタックチャンス
モフモフに囲まれ、夜になってくと急にモフモフが煙になって消えた。
(わっ……消えた)
私は周りを見渡した、そこには白い服を着て、スカートが膝まで覆っている女の子がいた。
(さっきまでこの子いたか……?)
女の子が私の匂いを嗅ぎ、アキレス腱が切れた場所も嗅いでいた。まるでなんでも嗅ぐ犬のようだ。
「……きゅるる?」
(こういう時ってなんて返したらいいんだ……ってか言語通じるのか……!?)
「大丈夫きゅるる?」
女の子が膝に手を当てていってきた。
(これまともに喋れるのか……?)
「大丈夫……じゃないけど」
「なら病院きゅるる」
そしてオオカミはまたモフモフ姿になって私と子供のオオカミを背中に乗せた。
「ワオーーン!!!」
そしてオオカミはどこかに向かって走り出した。
(これしっかり掴まってないと振り落とされるな……危ないな)
そしてさっきまでいた街に戻ってきた。そしてオオカミは飛び、物凄く家賃が高そうな城の窓に突っ込んでいった。
「っでえええっっ!?!?」
私は振り落とされ、地面にベターンと叩きつけられた。
「……ルンダじゃないか……それにこのフェンリルは何!?」
マリーさんは背中に背負っていた鎌を手に持ち、今にも斬りかかろうとしていた。
「グルル……」
「ヒッ……丸呑みはやめてー」
マリーさんはオオカミの威嚇の鳴き声で怯んだのか柱の後ろに隠れた。
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