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{完結済み}名を知らないものへ捧げる爆裂の鎮魂歌  作者: 猫こんた


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9話 怖くて泣いちゃう

威嚇をやめたオオカミは私の足を舐めていた。

「どうしたの……?」

「おい……ルンダ今すぐ逃げろ!!丸呑みにされるぞ」

「丸呑みされたことあるの?」

「あるよ!その時は私の牙で気持ち悪くさせて吐かせたよ」

「そうなのね……でも逃げれないんだよな」

「どうしてなの!?」

「だって足見て」

マリーさんは私の足を見た、のっぺりしているのを見て誰かを呼びに行った。

「……どこかに行ったね」

「きゅるる」

そして連れてきたのは天使のような人だった。

「この断裂、治せる?」

「治せるけどさ……それより気になるのがいるんだけど……まさか窓ガラスを突き破って?」

「そうなんだよね、どうして私の城の窓ガラスを他のみんなは割りたがるんだろうな」

「本当にそうだよね……割られたのって何回目だっけ」

「なら今までに飲んだコーヒーを思えてるのか?」

「しらんな」

そうして天使の手が私の足に触れたと同時に足の感覚が変になっていくような気がした。

「あっ、動いたらだめだよー」

そして私のアキレス腱の断裂が元に戻った、だが切れる前よりも何か肉が増えたような気がした。

「それで、聞きたいんだけど、そのフェンリル、どこで手なずけた。

「このオオカミってフェンリルって言うんだ……」

「そうだ、たいていの場合、人間に化けれないのだが……このフェンリルは人になれるらしいな」

「きゅる?」

「ほらしらばっくれないで」

フェンリルは煙を吐き、あの時の姿になった。

「ほら、やっぱり……」

私の手になにやら生暖かい液体のような物がかかった。

「……なんだこれ」

「ううう」

何故かフェンリルちゃんは泣いていた。

「……タオル持ってきて」

マリーさんはそう言い、フェンリルちゃんの下半身に指をさした。

「あ、漏れてる」

「あ、漏れてるじゃないのよ!?」

どうやら怖くて失禁しちゃったらしい。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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