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{完結済み}名を知らないものへ捧げる爆裂の鎮魂歌  作者: 猫こんた


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84話 あやまり

悪霊の象が後ろ歩きをする姿はもはやシュールを通り越していた。

「なんだよこの歩き方」

「いやルンダ、人の歩き方を笑ったら……いけないよ」

「一花さんも笑ってるじゃんか」

「いや笑ってないけど?」

少しだけ歩く姿を笑いつつ、着実に悪霊の本拠地に向かって行っていると見覚えのある土地が見えた。

「まさかね……」

土地が周りより暗く、所々爆発の後がある場所……絶対あの触手の地域じゃんか。

「……戦闘用意」

私は魔力暴走(オーバードライブ)飛翔(フライショット)を発現させ、穴にナイフを入れた。

「起爆っと」

ナイフは爆発し、地中で寝ていたあの触手女が飛び出てきた。

「……何かの漁か?」

「いや、あいつをとにかく無力化しないと」

私は飛び出た触手女に向かってナイフを投げた、そしてナイフは触手に突き刺さり、弾け飛んだ。

「さてと……私はあいつをとにかく無力化してくるね」

私は触手女に近づいた、どうやら私の姿を見ておびえているらしい。

「どうしておびえてるのかしらぁ?」

「ひにゃん!?」

「どうして私たちを襲ったのかなぁ……?」

私は思いっきり触手をぎゅっと握った。

「そ……それは……襲ったら楽しそうな女が居たから!!!」

「ほぉ……それで……誰が襲ったら楽しそうな女なのかなぁ?」

私は独特な圧をかけた、すると触手女はおもらしをした。

「そ……それは……紫の翼の子だよ!!!」

「あー、マリーかぁ」

確かに襲ったら楽しそうだけど……その後どうなるかはもうお察しなんだよね。

「襲ったら死ぬけど?」

「……あなたは何処から来た人なの!?」

「んーとねぇ、島から」

「魔王いる島でしょ!?」

「うん、なんなら魔王と知り合い」

それを聞いた触手女は何故か私にべったりとくっついた。

「ごめぇんね?惚れちゃった」

「急にどうしたんだ」

(これは随分と随分だな……)

どうしてかは知らないが私はこいつに好かれたらしい。いや本当にどうして?

最後まで見てくれてありがとうございます。

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