70話 癒しが籠った声
数時間が経ち、私はまだ国をぶらっと歩いていた。
「うーん、魔法って種類って多いんだね……」
花を咲かせる魔法や笑わせる魔法、そして挙句の果てにお腹を下させる魔法もあった。
(お腹を下させる魔法って本当にくだらないと思うけど……と言うか誰がお腹を下させる魔法を開発したんだ?)
そう考えていると上空から馬がこっちに向かってきた。
「何じゃありゃ!?飛行馬か!?」
私は急いで回避をした、するとまんじゅう屋のシモンが飛行馬にまたがっていた。
「ってどうしてここにいるんだ!?」
「どうしてって、悪霊を追ってここに来たんだ、今は休憩中」
「そうか……なら外でちょっと一戦交えないか?」
「やだ」
「そっか、そういえばマリーらは何処?」
「多分だけどさ、船の中にいると思うよ」
「そうか、それとさ、乗ってく?」
シモンは飛行馬に乗るかと言っていた。
「ならお言葉に甘える」
私は飛行馬にまたがり、そして飛行船に乗り込んだ。
「ここにいるのかぁ……豪華だな」
そしてずかずかとシモンが入って行った。
「……体が急に軽くなったな、どうしたんだ?」
肩がとても軽くなった感覚と同時に歌声が聞こえてきた。
「……この歌声、ニアスか」
どうやら練習をしているようだ。
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